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拾われたい猫ちゃんは迷子ちゃんのお友達でした


〇〇:今日はちょうどいい気温だなぁ

今日は小川ちゃんはいません

なぜなら休日だからです

流石に小川ちゃんも節度というものを知っています

最近の僕の流行りは休日の午前に1人で公園に行くことです

まあ散歩です

今日は珍しく少し遠くの公園まできてみました

〇〇:ん〜久しぶりにブランコとか乗るか


〇〇:風が気持ちいいなぁ


今日すげぇ晴れてる

快晴じゃん


〇〇:鉄棒とかできるかなぁ…

〇〇:ん…いやっ!

うん…なんとかさかのぼりはできるな

〇〇:誰も居ないからすべり台とかも滑っちゃお

人がいると少し恥ずかしくなるすべり台でも人がいないんだよ!

遠慮はしません

〇〇:すべり台!すべり台!

階段を登りさっきよりも視界が広い

〇〇:なんかテンション上がるな

〇〇:ああやっぱり人がいないといいなぁ

そんなことを割りと大きめの声で呟いていたら


公園の入り口の方から同い年もしくは年下くらいの女の子が


なんかでかいダンボール持ってんだけど


〇〇:ここで何するんだよ

まあいいや滑ろ

スウウ〜〜〜

いやなんかすべり台楽しいぞ

小さい頃はすべり台をすべると止まらなくなる

何回もすべりたくなる

やめられない♪とまらない♪

かっぱえびせん現象みたい

もう高校生だからとめることはできるはず

無理でした

〇〇:ふぁ〜空中に浮かんでる気分〜〜

〇〇:ん…?何してんだ…?

さっきの女の子がせっせとダンボールを組み立ててる

そして

〇〇:ダンボールの中に入ったねぇ…

まるで捨てられた動物


なんか取り出したぞ


〇〇:猫耳!?


ホントに何してるんだろう


周りはやっぱり人いないし


スウウ〜〜〜


〇〇:いや…すべり台たのしっ


遊び疲れベンチで休んでると


急激に眠気が襲ってきた


勝てるはずもなk zzz


____


意識が戻り

目を開けると

目の前にさっきのダンボールが


「拾ってください」


そっと再び眠りにつこうとすると


?:ちょっと!なんでにゃん!


?:おはようだにゃん♡

〇〇:ん?何してるの?


〇〇:なんかダンボールまで準備してさ


?:拾ってくれるかにゃん♡


〇〇:おい話を聞くんだ


?:拾ってくれるかにゃん♡


まあいいや


拾うかは置いといて


〇〇:よく見たらさ‥それ猫耳つけてる…よね?


?:そうだにゃん!耳が生えてるんだにゃん!


〇〇:ちょっと待って…かわいい…


?:にゃっ!かわいい…なんて急に言うのずるいにゃん…


〇〇:待ってまじでかわいすぎて無理かも…


?:そうだ!名前はなんていうんだにゃん?


〇〇:僕は速瀬〇〇っていうんだ


奈央:私は冨里にゃおっていうんだにゃん!


奈央:〇〇!拾ってくれるかにゃん♡


〇〇:はい!拾います!


奈央:にゃ〜〇〇〜撫でてほしいにゃん!


〇〇:あ~かわいい好きなだけ撫でて上げるからおいで!


奈央:わ~~い〇〇のお膝に寝ちゃうにゃん!


〇〇:くうぅ〜〜にゃおはかわいいなぁ


ナデナデ


奈央:えへへ〜

〇〇:ちょっと家で飼いたいなぁ


奈央:家は親が心配しちゃうんでダメだにゃん!




〇〇 : そこはしっかりしてるのね


奈央:またこうやって可愛がってくれるかにゃん♡


〇〇:いつでも可愛がるよほんと


奈央:えへ〜嬉しいにゃん♡


奈央:〇〇?


〇〇:ん?にゃおどうしたの?


奈央:手!繋ご!


〇〇:え?


ギュッ!


〇〇:ぐぅうう!もうにゃおがかわいい!


奈央:えへへにゃおは〇〇にいっぱい甘えちゃうんだからね〜


〇〇:にゃお〜もう…最高峰だよ世界トップレベルだぁ


にゃおをかわいがりまくり

時計をみると


〇〇:もう12時半じゃん!


〇〇:お腹空いてこない? 


奈央:空いたにゃん!


〇〇:てかさ語尾にゃんは取り外し可能なの?


奈央:できるにゃんよ


〇〇:ちょっと外してみてよ


奈央:わかったよ!どう外した感じは!


〇〇:なくてもかわいいねぇ


奈央:嬉しいな!それで〇〇どこに連れてってくれるの?


〇〇:じゃあ近くのパスタのお店に行こうか


奈央:え〜!楽しみだな〜!

____


〇〇:奈央っていうんだね

奈央:そうだよ!奈央は16だよ!

〇〇:年下か〜

2人で歩いていると

彩:あ!〇〇先輩!偶然ですね!


彩:え!奈央?なんで〇〇先輩と!?


奈央:さっき公園で会ったんだよね


〇〇:え?2人は友達なの?


奈央:そうだよ〜同じクラスだからね


〇〇:まじ!同じ学校なの!?


彩:ってか!ずるいです!彩も誘ってくださいよ!


〇〇:最近1人で公園で遊ぶのが流行りなんだよね

奈央:だからすべり台すべってたんだ


〇〇:はずかしいな…見られるから1人で行きたくてさ


彩:うわぁ〇〇先輩がすべり台かぁ見たかったです!


彩:今度誘ってくださいね!


〇〇:じゃあ次行くときは誘うね


〇〇:小川ちゃん今から奈央とお昼食べに行くんだけど行く?


彩:行きます!


奈、〇:よーしじゃあ出発!

_____


〇〇:この前小川ちゃんと来たとこだよ


奈央:ジョルジーニョパスタ…?


〇〇:めずらしい名前してるよね


奈央:イタリア代表みたいな名前だね!


〇〇:そうだよねPKが上手そうな名前だよね


奈央:ちょっと何言ってるかわからない


〇〇:ごめんなさい


なんか悲しい


そんなやり取りを終え

注文が完了した


〇〇:そういや奈央はいつまで猫耳してるわけ?


〇〇:かわいすぎて今にでもなでなでしてあげたくなるから外してくれないかなぁ


彩:え!〇〇先輩は奈央のことなでなでとかしてるの!


奈央:そうだよ〜膝枕とかしてもらって


奈央:〇〇は猫耳が好きみたいだよ!


彩:ちょっと奈央?猫耳貸して?


奈央:はいいいよ


〇〇:あ、耳とれた 


彩:〇〇先輩見ててくださいね スチャッ


彩:小川彩だにゃん♡



〇〇:ぐぅう…かわいいなぁ  


彩:彩は〇〇先輩に撫でてほしいにゃん♡


〇〇:うん!もちろんおいで!


ナデナデ


彩:えへへ〇〇先輩に撫でてもらえて嬉しいにゃん♡


〇〇:ううううわぁダメだぁ窒息するぅ…


彩:〇〇先輩が窒息したら困るにゃん


〇〇:じゃあ一旦耳を外そうか


彩:スチャッ どうでしたか?


〇〇:すごいかわいかったよスン


奈央:なんか猫耳つけたら人が変わったみたいに撫でるね!


奈央がいたずらをし始めた


奈央:彩の頭に猫耳を装着!


〇〇:はあぁ!かわいい!


奈央:猫耳を外します!


〇〇:小川ちゃんかわいかったね スン


奈央:装着!


〇〇:なああぁかわいいい!!


奈央:猫モード解除!


〇〇:小川ちゃんに戻ったね スン


彩:猫耳つけてなくてもかわいさに悶えてくださいよぉ



奈央:そうだよ!〇〇!なんにもなくても私達をもっとかわいがらないと!


そんなことがあり

食事終了

____

帰り道


奈央が猫耳を取り出し始めました


奈央:彩これつけて


奈央:私もつけてっと


奈央:彩いくよ!


彩:うん!


奈央:こんなにかわいい猫ちゃんお家で飼ってみたくないかにゃん?


奈央:お泊り会したくないかにゃん?


〇〇:こんなにかわいかったらまともに喋れないよ


彩:じゃあまともに喋れなくてもいいからお泊まり会しましょうにゃん♡


〇〇:はい!わかりました!


ソッコー撃沈する〇〇であった


おまけ

奈央:ちなみにゃおと彩どっちがかわいいにゃんか?

〇〇:え〜どっちもかわいすぎて選べないって

奈央:にゃおを選んでくれたらずっとお膝に座ってあげようと思ったのに

〇〇:じゃあにy

彩:ちょっと!彩を選んだらず~っとハグさせてあげるにゃん♡

〇〇:え〜じゃあ…あy

奈央:ダメ!にゃおを選ぶにゃんよね?

彩:彩だにゃんよね!

奈央、彩:どっちだにゃん♡?


選択不能超難問

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