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美少女たちは僕の恋人になりたそうにこちらを見ている…



僕は〇〇高校2年生

なんの変哲もない日常が

始まる…

咲月:〇〇〜!!

咲月:おっはよ〜!!!

和:おはよう!〇〇!

あぁ…この2人はどこまで僕を追いかけるのか…

咲月:ねぇ!〇〇おはよう!

〇〇:あ、おはよう…

咲月:やった!和!〇〇がわたしに挨拶返してくれたよ!

和:違うし!〇〇はわたしに返したの!

咲月:わたしだから!

和:わたし!!

咲、和:ぐぬぬ…!

僕の日常はこれが通常

この2人は和と咲月

僕の幼馴染で同級生で同じクラス

2人とも僕のことが好きらしい

そのためこんな風に僕を取り合ってるみたい

和:今のはさっちゃんはじゃないでしょ!

咲月:和には気づいてなかったよ〇〇は!

和:嘘だ!

咲月:嘘じゃないし!

この2人に僕が揃うと

和と咲月が僕を取り合い喧嘩をする

スキルが発動する

だが

僕がなだめると

〇〇:まぁまぁ2人ともおはよう

〇〇:2人の喧嘩は見たくないから仲良くしてね?

和:〇〇がそういうなら…

咲月:だね…ごめんね和

大人しくなる

その後は

咲月:じゃあわたし〇〇の右腕も〜らいっ!

和:じゃあ!わたしは左腕っ!

どちらも僕の腕に抱きつき登校

和:ねぇ!〇〇どっちが好き…!?

咲月:わたしでしょ〜!〇〇は元気な女の子が好きでしょ?

和:いや!大人しくて〇〇のことが大好きな女の子が好きでしょ?

和:ねぇ!そろそろ決めてよ…!

咲月:どっちを恋人にするの!

朝から両手に花っていうか両腕に花

この2人は上目遣いで

僕の恋人になりたそうにこちらを見ている

こんな2人に好意を寄せられるのは嫌ではない



学校でも同じことが起きる

席は和が僕の前

咲月が僕の隣にいる

やっぱり2人はアピールを続ける

先生:さぁ!授業を始めようか!

授業が始まる

咲月:せんせ~い!教科書忘れました!

先生:おい…菅原毎日忘れてるよな!

先生:そろそろ教科書をもってこい!

咲月:大丈夫です!

咲月:〇〇が見せてくれるんで!

先生:はぁ…

先生:〇〇…頼んだぞ…

〇〇:は、はい…

……

先生:で〜が…こうなってー!

〇〇:なんで持ってこないんだよ…

咲月:だって…〇〇ともっと席近づけられるから…

〇〇:そこまでしなくていいでしょ…

咲月:だって…朝は和もいるから…

咲月:〇〇独り占めできる時間は少ないもん…

〇〇:だからといってさぁ…

咲月:現にこうやって〇〇にくっつきながら授業受けれてるし…!

咲月:〇〇のことが大好きなんだもん…!

咲月:〇〇も嫌ではないでしょ…

〇〇:それは…

咲月:まぁ…席が離れるまでは続けるもんね…!

前の席では

和:ぐぬぬ…さっちゃんめ…!



また別の授業では

先生:は〜い2人組作ってね〜

和:よし!〇〇!先手必勝!

和:さっちゃんは寝てる!

和:いけるぞ!わたし!

そして話しかける

和:〇〇?二人組組も?

〇〇:いいよ

和:やった…!

和:じゃあ早く終わらせちゃお!

〇〇:そうしよっか

2人は着々と出た課題を進める

〇〇:あれ…?この単語はなんて書いた?

と和の前に身を乗り出す

和:〇〇が…

和:近い…!

和:あぁ…!この匂い…自分も同じ匂いになりたい…

和:整った鼻…!かっこいい…

和:この瞳…!最高にハンサム…

和:最後に唇…!

和:今すぐに奪いたくなるなぁ…

和:キスしたい…

和:キス…キス…キス…

と思っていると

〇〇:ねぇ!和!

〇〇:和!

和:え!?何!?

〇〇:この単語なんて書いたの?

〇〇:kから始まるやつ

和:えぇ!?

和:えっと…!キス!

〇〇:キス…!?

和:あぁ…!間違った…!

和:〇〇違うの…!

和:〇〇とキスしたいんじゃなくて!

和:あ、でも…〇〇とはキスしたいかも…

〇〇:なに言ってるの和

〇〇:集中してよ

〇〇:いくら僕のことが好きでも授業には集中しないと

和:あぁ…ごめん

〇〇:で!ここはなんだと思う?

和:ここはhか…

和:ハグ?

〇〇:それは和がしたいだけでしょ

和:えへっ…バレちゃった…!



昼休みはもう…

和:さっちゃん!

和:〇〇はわたしの卵焼きが好きなの!

咲月:違うよ!〇〇はわたしのからあげが好きなの!

咲月:はいっ!

咲月:あ〜ん!

和:あ!ずるい!

和:あ~ん!

〇〇:あはは…

咲月:〇〇の胃袋を掴まないといけないの!

和:早く!どっちから!

先に和の卵焼きを食べると

和:ふっふ〜ん!

和:〇〇はやっぱり先にわたしのを食べたかったんだよ

ドヤァ

咲月:ぐぬぬ…

咲月:じゃあ!わたしの!

次に咲月のを食べると

咲月:うわぁ…!〇〇がすごい幸せそうな顔してる!

咲月:きっと和より美味しかったんだ!

和:違うよ!

和:さっちゃんよりわたしの方が料理できるし

和:もう〇〇のお嫁さんだし!

咲月:はぁ〜!

咲月:〇〇とわたしはもう結婚してるんだからぁ!

咲、和:ぐぬぬ…

結局

〇〇:いやぁ…どっちも美味しい…

〇〇:2人とも毎日食べたくなるくらいを美味しいよ

咲月:えぇ…嬉しい…

和:〇〇のためにもっと頑張るからね!

僕がその場を収める

2人ともすごく可愛いし

僕のために努力してくれている

なんで好きにならないんだ?

と疑問に思うでしょう

なぜなら…

先輩の遠藤さくらさんが気になっているから!

そして明日は遠藤さんと約束している!

あぁ〜楽しみだな…



今日は〇〇がいない

昨日突然言われた

「僕明日は遠藤さんと過ごすから」

和:ねぇ…さっちゃん

和:〇〇がいないと…

咲月:やっぱり和も思った?

咲月:わたし達〇〇のこと好きすぎなのかなぁ…?

和:〇〇なんも思ってないのかな…?

咲、和:はぁ…

前を見ると

さくら:〇〇くんおはよっ…

〇〇:遠藤さんおはようございます

〇〇:今日も綺麗ですね

さくら:えぇ…?ほんと?ありがとうっ!

さくら:さくねお弁当〇〇くんに作って来ちゃった!

〇〇:本当ですか!

〇〇:すごい楽しみです!

仲が良さそう

和:これは…もっと頑張らないとね…

和:さっちゃん頑張ろう!

咲月:うん!

次の日

和:〇〇!おはよう!

咲月:おはよっ!〇〇!

〇〇:おはよう

和:今日は一緒に行こう!

〇〇:あ…ごめん今日も遠藤さんと行くんだ

また次の日

咲月:〇〇おはよっ!

和:おはよっ!

〇〇:おはよう

咲月:今日は!?一緒に行こう!

〇〇:ごめん…今日も遠藤さんと行くんだ

和:じゃあ!お昼は!?

〇〇:お昼も遠藤さんと…

そのまた次の日

和:〇〇っ!!おはよ!

咲月:おはよう!!〇〇!

〇〇:おはよう

和:今日こそ!一緒に!

〇〇:あ…さくらさんと…

和:なんか仲良くなってる…!

咲月:お昼は!?

〇〇:さくらさんとおかずの交換するから…

咲月:わたし達でもしたことないのに!!

そんな日が数日続き

和:もう…〇〇わたし達に興味ないのかな…

和:全然構ってくれないし…

和:行きも帰りもお昼も…

和:もしかして〇〇を取り合って喧嘩してたから

和:嫌気が差して…

咲月:あるかも…!

和:反省しないといけないね

咲月:そうだね…

和:でもさ…!

和:流石に長くない!?

咲月:わたしも思う!

咲月:この話してたら〇〇不足がもっと進むわ!

和:あぁ!もう!耐えられない!

和:さっちゃん!

和:〇〇の後をついてさくらさんとの間に突撃しよう!

咲月:いいね!

咲月:そうと決まれば今日決行だ!!



お昼の時間になり

教室を出ていく〇〇

咲月:和…追いかけよう

咲月:絶対に〇〇を取り返そう

そして着いた先は

今は使われない第2学習室

そこからは

さくら:〇〇くんっ…!

〇〇:ちょっ…さくらさん…!

かすかに聞こえる〇〇とさくらさんの声

和:よし…3.2.1で行くよ!

咲月:3.2.1!突撃〜!

とそこには

さくら:〇〇くんっ…好きぃ…

さくら:離れたくない…

さくら:ちゅーしようよっ…!

〇〇:いや!付き合ってないですしね?

さくら:いいじゃん…!

さくら:和ちゃんと咲月ちゃんなんて忘れて

さくら:わたしと付き合おうよ…

和:え…?

咲月:ん…?

思っていた光景ではなく戸惑う2人

〇〇:えっ?和と咲月?

さくら:あれ…?2人ともいつから…?

思ったより甘々なさくらさんに動揺が止まらない

咲月:えっと…

咲月:〇〇よりさくらさんの方が〇〇のこと好きなんですね…?

さくら:あぁ…!恥ずかしい!

さくら:こんな姿後輩に見せたくなかった…!

和:〇〇が戸惑うくらいだもんね…

〇〇:え〜っと2人はなにしに?

和:さくらさんから〇〇を取り返すために来たの

さくら:え!?〇〇くんいなくなっちゃうの…!?

〇〇:いや、いなくなりませんよ

咲月:〇〇戻ってきてよ!

〇〇:いや、離れてないけど?

和:わたしたちが〇〇のことで喧嘩してたのがいけなかった?

和:仲良くするから!

〇〇:えっと…

一旦落ち着き

さくら:へ〜2人とも〇〇くんのこと大好きなんだね

和:はいっ!そうです!

和:毎日〇〇のこと考えて過ごしてるんで!

さくら:でもね〇〇くんはわたしと結婚するって決まってるんだ

さくら:昨日一緒に婚姻届ももらいに行ったし

さくら:料理も毎日食べたいって言ってくれたんだぁ

咲月:はぁ!?

和:〇〇本当なの!?

〇〇:婚姻届はもらいに行ってないですよね!?

さくら:えぇ…嘘だったの…

〇〇:料理は毎日食べたいですよ!

和:それわたし達にも言ってくれたよね!

するといきなり

咲月:わたしの〇〇だから!

ギュッ

右腕を確保される

和:いや!わたしの!

ギュッ

左腕も確保される

咲、和:わたし達の〇〇!

さくら:ねぇ…!〇〇くん…だめぇ…!

ギュッ

お腹に捕まるさくらさん

さくら:さくから離れないでぇ…!



美少女たちは

僕の恋人になりたそうにこちらを見ている…

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