バレンタインを貰えなかったのは恥ずかしかったから!?
僕は〇〇高校生さ!
昨日のバレンタイン見事に1つも貰えず
撃沈しました
まぁ…期待はしてなかったし
別にいいんだけどさ…
でも欲しかった!!
なんでだよ…義理チョコとかさ
友達に配布するみたいなのくれたっていいじゃん!!
僕のクラスでの立ち位置は陽キャすぎず
陰キャすぎず
それなりのやつで平凡くらい
っていう認識だけど大丈夫かな…?
自意識過剰とかって思われない?
やっぱり陰キャの部類にします
あ、だからかだから貰えなかったのか
まぁいいや今日も普通に学校生活するだけです
__________
学校ではいつも孤立気味です
いつも席でYouTubeをみて乗り切ります
だから貰えなかったのかなぁ…
でもたまに他の男の友達が
男:〇〇!〇〇も一緒に購買行こー!
誘ってくれます
もちろん嬉しいのでついていきます
こうやって何とか生きてます
女子とは基本的に無縁
女子との関係基本無縁地獄編です
女子との関係基本無縁地獄編の僕ですか
こんな日もあります
先生:2人組作ってこの課題終わらせて〜
こう言われる時
隣にいる小川彩さんに声をかける事がしばしば
小川さんはバブちゃんみたいでかわいい
でもそんなこと言えません
〇〇:小川さん…?
〇〇:2人組いい?
彩:え!?〇〇くん…!?
彩:ご、ごめん!
そう言って他の女子の方へ行ってしまいます
小川さんは隣なのに全然話してくれません
僕のバブちゃんバレてるのかな…
〇〇:あぁ…いない…
すると
和:あ!〇〇くん余り?
〇〇:そうだよ井上さん
和:じゃあ組まない…?
〇〇:小川さんが組んでくれなかったから
〇〇:ちょうどよかったありがとう
和:うん!一緒に早く終わらせてお喋りしよ!
〇〇:そうしよ早く終わらせちゃお
和:ふふ…あーやこんなチャンスないのに…ニヤニヤ
彩:ぐぬぬ…彩が奥手なのを良いことにぃ…
〇〇:ん?どうしたの?やらないの?
和:ごめんごめん
この一連の流れが毎回
そうして課題が終わると
和:ねぇ?〇〇くんってカッコいいよね?
〇〇:え…?どこが…?
和:全部だよ
〇〇:全部…?どこが…?
和:性格も容姿も全部
〇〇:性格も容姿も…?どこが…?
和:なんでそんなに否定的なの!?
和:ありがとうくらい言いなさい!
〇〇:えぇ…?
〇〇:でもありがと…カッコいいなんて言われないから嬉しいよ
先生:は〜いそろそろ授業終わるぞ〜
和:ふふ…また2人組作ろうね!
〇〇:小川さんに断られたらまたお願い
和:うん!
こうやってクラスの中でも美少女な井上さんと喋れる日も
小川さんは多分僕のこと嫌ってるよね
今度謝ろっと
あとは…他には…
あっ!
委員長と一ノ瀬さん!
この2人も孤立気味の僕に優しいんですよ
美空:〇〇く〜ん!
美空:ねぇ!お昼一緒に食べよう!
咲月:美空!そんなにがっつかないの〜
美空:だって〜〇〇くんと仲良くなりたいの〜
〇〇:あっ…えっとぉ…
咲月:ほら困ってるじゃん!
咲月:でもわたしも仲良くなりた〜い!
美空:どう…?だめ…?
上目遣いの帝王一ノ瀬さん
こんなの誰が断れるんですか
〇〇:あ、食べよう…
美空:ねぇ!さっちゃん!許可降りたよ!
咲月:お〜美空の上目遣い強いね!
咲月:あ、〇〇くんこれあげる
〇〇:え?委員長これなに…?
咲月:オレンジジュース何となくあげる
〇〇:ありがとう
美空:〇〇くんってカッコいいよね!
〇〇:なんで…?
美空:なんでって…もう!
美空:さっちゃんも思うよね!
咲月:わたしはね…?
〇〇:ほら委員長の反応が正しいんだよ
〇〇:カッコよくないもん
美空:さっちゃん!
咲月:か、カッコいいです…!
美空:やっぱり〜恥ずかしがってる〜
美空:だからカッコいいんだよ!
美空:気づいてないけど女子から人気なんだよ〜
〇〇:僕が…?
美空:そう!
〇〇:だけどみんな話しかけてこないよ
〇〇:人気なんてないよ
美空:みんなさっちゃんみたいに恥ずかしがってるの〜!
咲月:ねぇ!美空!
美空:まぁみんなが内気の奥手だからわたし達は〇〇くんにアタックし放題だもんね〜
美空:ね?さっちゃん!
咲月:そ、そうだね…
〇〇:まぁ…ありがと
咲月:〇〇くんさ委員長ってやだから
咲月:さっちゃんって呼んでね!
〇〇:ちょっといきなりハードル高い…
咲月:いいから!
咲月:はい!呼んで!
〇〇:さっちゃん…
咲月:おぉ!良い!
美空:さっちゃんグイグイだね〜
咲月:うるさい!
こんな感じに楽しかったな…
優しいな僕とお昼食べてくれるの
意外と僕も女の子と接点あったなぁ
でも話しかけてくれるのもこの3人くらいかな
はぁ…早く卒業したいな
クラスの居心地あんまりよくないし
__________
他にも苦労している人たちはいる
彩:はぁ…またやっちゃった…
和:どうしたのあーや
彩:また2人組組めなかった…
和:あーやは恥ずかしがりだもんねぇ
和:わたしがいつも2人組組めるからそのままでいいよ?
彩:だめぇ…でも恥ずかしい…
美空:あ!あーや〜!
美空:どうしたの!?
美空:悩み事?お母さんにいいな?
彩:美空ぅ…〇〇くんともっと仲良くなりたいの…
美空:〇〇くんと!?
彩:そうなの…いっつも恥ずかしくてお話しできないの…
美空:あ〜大好きなあーやでもこれは手助け出来ないな〜
和:美空も〇〇くんのこと好きだもんね
美空:そうだよ〜ライバルが増えちゃ困るもん!
美空:そういう和だって〇〇くん好きじゃん!
和:いや…そんなこと…
彩:いっつも〇〇くん余ったとき真っ先に行くじゃん!
和:それはあーやが悪いよ
咲月:お、なんの話ししてるんだい?
和:みんな〇〇くん好きって話
咲月:あ、わたしは〇〇くんにさっちゃんって呼んでもらえるようになったよ
和:はぁぁ!?なんでさっちゃんだけ!?
和:わたし井上さんだよ!?
彩:彩は小川さん…
美空:美空はそんなの気にしないもんね!
美空:ガツガツ行けばいいだけ!
咲月:ということはわたしがリードしてるね
彩:あぁ…!彩がもっと素直になれれば…
和:あーやは勿体無いよね隣なのに
彩:ぐぬぬ…
美空:美空はいつでも行けるから問題ない〜!
咲月:和ももっと積極的にいけば?
和:わたしはそんなに…
美空:そうやって恥ずかしがってたら美空が取っちゃうよ!
彩:いや!彩が〇〇くんと付き合うもん!
咲月:いやいや!わたしでしょ!さっちゃん呼びのわたし!
和:こうなったら本気出しちゃおかな!?
美空:そうだよ!みんなで本気でいかないと!
咲月:そうだよねでさ!
咲月:昨日はバレンタインだったじゃん
咲月:〇〇くんにあげれた人挙手!
……
和:昨日はまだ本気だしてないであげてません…
咲月:わたしは昨日の〇〇くんカッコ良すぎて…
美空:美空も…〇〇くんカッコ良すぎて…
彩:彩はもちろん恥ずかしくて…
咲月:じゃあみんな…?
美空:他の女子もあげれてないみたいだから
和:もしかして〇〇くん…
彩:誰からも貰ってない!?
美空:これは1番最初にあげた人が
美空:一歩いや二歩三歩リードできる!
和:みんなチョコはあるの…?
咲月:わたしは昨日あげれなかったけど今日渡せるように持ってきてるよ
彩:彩も下駄箱とかじゃなくて直接渡したいからあるよ
和:恥ずかしがりなのに
彩:うるさいよ!
美空:美空も食べさせてあげれるくらいには準備万端!
咲月:1番出来てるじゃん
和:わたしも本当は昨日に2人組があれば渡す予定だったけど…無かったから…
和:でもちゃんと持ってきてるよ!
咲月:ん〜…じゃんけんで決める…?
咲月:1番最初の人
彩:でも…そんな勇気ない…
美空:じゃあ美空が1番貰っていい?
彩:それはだめ!
和:じゃあみんなで同時にあげる?
咲月:あ!それいいかも!!
咲月:放課後屋上で渡す?
和:どうやって呼ぶの?
咲月:手紙!
「放課後屋上で待ってます S・Sより」
彩:あ〜ずるい!
和:わたしのイニシャルも入れてよ
咲月:だめ〜これはわたしのアタックの1つだから
彩:ぐぬぬ…
美空:じゃあみんな放課後ね!
そんなこんなでこの4人も悩んでたみたい
__________
ガサゴソ
〇〇:次は…生物かぁ…
〇〇:安パイ授業だな
ん?なんだこれ…
放課後屋上で待ってます
〇〇:イタズラか…?まぁ行くか…
S・Sって誰だろ
さっちゃんと他にも3人いるし
まぁいいや
__________
放課後
はぁ…帰りたい
誰がなんのために…
誰もいなかったらすぐ帰ろ
ガチャ
そこには
〇〇:え…?みんな何してるの?
美空:〇〇くんを待ってたんだよ?
和:遅いよ〜〇〇くん
〇〇:な、なんで…?
咲月:それは渡したい物があったから
〇〇:なんだろ…?
果たし状?課題やってこいとか!?
怖いな…
和:みんないくよ!
和:せーの!
和、彩、咲、美:ハッピーバレンタインっ!
〇〇:え…?なんで…?
〇〇:今日ってバレンタイン?
〇〇:僕だけ昨日もう一回やり直してる!?
和:いや!違くて!
咲月:わたし達昨日〇〇くんにあげたかったんだけど
彩:渡せなくて…
彩:彩の受け取ってください…
〇〇:今年も貰えないと思ってた…
〇〇:すっごい嬉しい…!
〇〇:みんなありがとう
〇〇:でもなんで…?僕昨日いつでも貰えるくらい暇してたけど…
咲月:それは…〇〇くんカッコ良すぎて…
彩:恥ずかしくて…
和:わたしは今日から本気出すから!
〇〇:本気だすどうゆう事?
美空:〇〇くん!
美空:美空〇〇くんのこと好きなの!
美空:付き合ってくれない…?
うわっ…かわいすぎ…
彩:あっ!ずるい!美空!
彩:彩もいっつも素直になれないけど〇〇くんの事が好きです!
咲月:あーやも!?
咲月:わたしもさっちゃんって呼んでくれて嬉しいよ?
咲月:好きです付き合ってください
美空:和は?
和:わ、わたしもこれ本命です…
和:大好きです…だから毎回2人組になりにいってます…
〇〇:え!えええええぇ!?
咲月:〇〇くんの過去1の大声だ
美空:で!みんなからの愛の告白だよ!
美空:誰にするの!?
〇〇:えぇ…急すぎて…
彩:彩は〇〇くんのためにもっと素直になる!
彩:〇〇くん…彩を選んでよ!
〇〇:かっかわいい…
美空:〇〇くんっ!好きっ!
ギュッ!
〇〇:えっ!?えっ…えっ!?
咲月:あ〜ずるい!わたしもくっつく!
ギュッ
〇〇:さっちゃん…どうしたの!?
和:わたしも〇〇くん好きだから…
ギュッ
〇〇:井上さんも!
和:みんなずるいよ!
和:明日からは和って読んでね!
〇〇:小川さんどうすれば…
彩:〇〇くん…好きっ…
チュッ!
〇〇:ふぇ…!?バタッ!
こうして〇〇は
女子との関係すごい羨ましい編になりましたとさ
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