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パンはパンでも食べられているパンはな〜んだ??
こんにちは!耕す太郎です。
「パンはパンでも食べられないパンはな〜んだ?」
次女ちゃん(5歳)からの出題。
この聞き飽きたなぞなぞ。
それでも僕らは必死に考えているふりをして答えを出さないといけないのです。
なぜなら、、、、、。
まだ渋滞は続きそうだからです。
長女ちゃん(9歳)はすでに飽きています。
この日は家族で神奈川県にある「八景島シーパラダイス」に向かっております。
耕す太郎一家、パンはパンでも渋滞が頻繁。
そのおかげで膀胱もパンパン。
そんなこんなで、なんとか無事に現地に到着。
八景島シーパラダイスといえば水族館だけではなく、絶叫系からアスレチック系まで多様なアトラクションも魅力の一つ。
娘たちはもちろん、僕ら親たちも楽しみにしております。
現地に到着して気持ちは上げ上げ、、、。
はい!どん!
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さらに、どん!
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はい。
雨です。
大雨です。
気分は下げ下げ?
いいえ。違います。
今回はそんな話をしたくはなかったのです。
あげあげな話。
そう!
揚げ揚げ!
パンはパンでも世界で食べられているパン。
「パン粉」のお話。
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諸説ありますが、「パン粉」の起源はドイツだといわれております。
仔牛に衣を付けて揚げた料理「ウィンナーシュニッツェル」があったため、ここからが発祥だと考えられたようです。
そしてこの衣ですが、もちろん「パン粉」が使用されていたわけですが、日本で身近にある目の荒い「パン粉」とは少し違います。
かなり細くて、原材料も数種類のパンの粉末や、ビスケット、乾パンなども用いられている場合があるようです。
この西洋のパン粉は「ブレッドクラム」と呼ばれております。
江戸時代が終わり、開国していくにつれて日本に洋食が入って来ました。
そしてカツレツを代表とする揚物も入って来たのです。
日本人の料理屋も洋食を出すようになるのですが、如何せん西洋の材料は高価だったためなかなか手に入りません。
「ブレッドクラム」も例外ではありませんでした。
そこで当時でも手に入りやすかった食パンをザルなどで粗く削り「ブレッドクラム」の代わりに「パン粉」として用いたのです。
目の粗い「パン粉」は日本で誕生したものだったのです。
現在でも日本の「パン粉」は海外でも人気が高く商品名も「PANKO」として売られております。
無いものは無いで終わらせるわけではなく、あるもので工夫して今の日本食としての洋食が発展してきたのですね。
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八景島シーパラダイスはまだ雨が降り続いております。
その影響もあって中止になったアトラクションも多数。
娘たちからは「晴れてたらなあ」なんて恨み節。
いやいや、ないものを望んだってないものはないんです。
あるもので楽しみましょう!
こんな事もあろうかと準備万端のお嫁ちゃん。
パンパンの荷物からレインコートを取り出したわけです。
はい!どん!
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さらに、どん!
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雨の中でも娘たちは楽しそう。
雨のおかげで全く並ばずに、何回もアトラクションに乗ることが出来ました。
他に誰もいないで貸し切り状態です。
そしてアトラクションで遊び尽くしたら今度は水族館。
はい!どん!
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そして、どん!
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さらに、どん!
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水族館は殆どが室内なので、こちらもたくさん楽しめました。
そんな中、次女ちゃんが僕に言ってきます。
「寒いよ」
なんとスボンもパンツもびしょ濡れです。
アトラクションの時に浸水していたようです。
お嫁ちゃんはこんな事も想定済み。
着替えもちゃんと用意してあります。
しかし、その着替えは車の中。
施設から少し離れているので僕だけが急いで駐車場に戻り、次女ちゃんの着替えをもってくる事に。
風邪を引いたら大変です。
足早にクルマに向かいます。
マスクをしてることもあって、結構息が切れてきました。
駐車場に到着しましたがあいにくの天気のため場内は薄暗く、スマホの懐中電灯を照らさないと荷物が探せない状況です。
長女ちゃんの洋服は無事だったので、次女ちゃんの着替えだけ持って行けば良いのですが、どっちが次女ちゃんのパンツか分かりません。
お嫁ちゃんに写真を送って、教えてもらおう。
まだ息が切れております。
では皆さん。
最後に「パンはパンでも食べられないパン」のお話。
思い返して下さい。
耕す太郎43歳の行動を。
雨の中、駐車場に向かう中年男性。
薄暗い駐車場で「ハァハァ」言いながら、車内を物色しています。
懐中電灯で照らしている先には子ども用のパンツが2枚。
「ハァハァ」
パシャッ!
「ハァハァ」
パシャッ!
真剣な表情で写真を撮っています。
、、、、、、、。
、、、、、、、。
真面目に生きてきた耕す太郎。
警察のお世話になることはありませんでした。
この状況、、、、、。
「パンはパンでも食べられないパンはな〜んだ?」
前科一犯です。
おしまい。