すこふぃーるど

赤裸々にノンフィクションの体験談を書きます。 特定を防ぐための工夫はしております。 現状は需要とか見るための試験的な運用です。

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最近の記事

工員からの脱獄③

-風穴- それで転職して食べて行けるかどうかは関係ない。 とりあえずこのエネルギーを何かに向けたい。 退屈なこの人生に風穴を空けたい。 そんな気持ちだった。 とりあえず行政書士でも取ろうかと仕事の休憩中に参考書を読んだりする日々だった。 これがそこまで苦労なく合格に至った。 「こんなものか」というのが正直な感想だった。 これで変な勘違いをし、単純に次は司法書士でも取ろうかとステップを進めた。 この時は既に勉強が趣味みたいになってしまっていたと思われる。 会社員をしなが

    • 工員からの脱獄②

      -先輩その2- 「オネーチャンのいる飲み屋」は小さな店舗であった。 中は薄暗く、中年から老年の男性客が多い。 まだ18才であった私は当然ながらこんな店に来るのは初めてであった。 誘った本人である初芝はカウンターに座り、お気に入りの「オネーチャン」がついていて上機嫌であった。 「お前何飲む?ビールでいい?」と未成年に躊躇なくビールを薦めてくる先輩は「山村」という男だった。 私はこの男によく批判されていたことを今でも覚えている。 性格もあるが、私は比較的ドライな表現で会話をし

      • 工員からの脱獄①

        これはある大企業の正社員として働いた私の経験、実話です。会社が有名すぎるので実際の会社名を伏せたり個人名を変えたり工夫をしています。 同じく大企業の正社員として工員をしている人は記事と似たようなことが多いと思います。 そして私は、工員を辞めてほかの業界に行きたいと思う人が多くいることを知っています。 そんな人たちにとって前向きになる体験談だといいな、と思い執筆しました。 職場で後ろ向きな発言ばかりされる、閉塞感にウンザリしているあなたへ。 -入社式- 「大企業」と言えば