見出し画像

ボールペン字!を極めたい

今年2月、好きだったミュージカルの、
とある俳優に手紙を送った。
その後も遠くに住む叔父や、
地元の友達に誕生日祝いの手紙を書いたりした。
このデジタル主流の社会で、私はアナログの
魅力に気づいた。手書きの文字の温かさ。
LINEなどのメッセージのやりとりと違って、
長文でもおかしくないところ。
相手を想って、言葉を考えて、一文字ずつ
紙に置く。手間がかかる分、思いっきり、
自分の思いを書ける。
こんな昔ながらの動作は、普遍的でありながら
新鮮な感情を伴っている。
そして、風流さえ感じる。
でも反対に恥ずかしいくらい、手書きの文字は
露骨に自分の内面をさらけ出してしまう。
明確に、滲み出る。
あー、やっぱり恥ずかしい。でも本当に
そう思ったんだもん。書いて良かった。
という思いが、手紙を書く度いつもある。
結局手紙はプレゼントと全く同じで、
自己満足そのものだ。
でも書き上げた後、別の点で嫌になってしまう。
何か、、何かさぁ。これで伝わるかな。
書きたい、気持ちを伝えたい、その思いは
十分にある。だがテメーはダメだ。
ボールペン字。字が圧倒的に汚い。
本当に不恰好だ。うわ〜!!!何とかしたい。
これでも小学校高学年くらいまでは数年間
書道教室に通っていて、毛筆と共に硬筆も
習っていた。字を書くことにはそれなりに
自信があったはずなのに、このデジタル社会で
スマホのキーボードを打つことに手が
慣れてしまったのか、手書きの文字が
下手になっていた。
(ちなみに私は先にいじり始めたのが
iPadだった為、フリック入力ができない。
スマホの設定は全てローマ字入力にしている。
ので、友達によく驚かれる。)
この汚さを...何とかせねば。
硬筆は鉛筆だが、ボールペンは鉛筆や
万年筆より滑りやすい。
「とめ・はね・はらい」が難しくなる。
自分のボールペン字の汚さを自覚してからは
友達とユーキャン講座受けたい!という話も
していたのだけれど、母がユーキャンの本を
たまたま持っていて、渡してくれた。
漢字練習ノートも買ってきて...っと。
よし。やるしかない!

いざ実践

最初はやっぱりひらがな。
今日は「に」を練習することにした。
試しに、何も見ずに自分の字を書いてみた。

なんか、子どもっぽい…

き、汚い。汚いというか、
なぜか子どもじみた字に見える。
一画がそれぞれ同一の長さで、
美しくは見えない。
これがコンプレックスになりつつある。
アーッ、嫌だ、今すぐここ最近手紙を送った相手
全員に謝りたいから、ここで謝っておこう。
文字汚くてごめん...。
いい加減、大人らしい字を書きたい。
その夢を叶えるんだ!!
気を持ち直して、ペンを持つ。
この漢字練習ノートに一つ一つ書く感じが、
とても懐かしい。
漢字ドリルの宿題をやっていた小学生の頃が、
自然と思い出される。
ノートに10回ほど「に」を書いてみただけで、
ゲシュタルト崩壊をすぐに起こした。
毎日よくあんな繰り返し練習していたものだ。
久しぶりすぎて力を入れ過ぎたのか、
書き終わった後は指が痛くなった。
何回も書くことって普段そんなに無いもんな。
そんなこんなでお手本を見ながら、
100回くらい書いてみた。

100回目 ちょっとマシになった…!?

書ける!さっきより綺麗な文字が書けている!
やった!バランスさえ意識すれば、改善する。
1日二字ずつマスターすれば1ヶ月以内に
ひらがなはマスターできるかもしれない。
続ける為に、少しハードルは低めに設定しておく。
あと書道教室でお手本を見て書いた感覚が
残っているせいか、割とこのボールペン字も
感覚が掴めそうで安心した。
ちなみに写真がハッキリしてないのは、
スマホカメラのピント調節機能が
ぶっ壊れたから。
修理に出すのもめんどくさいし、お金が
結構かかりそうなので保留にしている。
あと、上達するコツを解説したページに
縦や横の線を引く練習がすすめられていて、
絵と同じだと思った。
手のクセを矯正して上達していく、というのも
確かに似ている。
意外としたい!と思ったことはすぐ実践
した方がいいな。全ては理想のため。
この調子で私の美ボールペン字、手に入れる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?