明日はやってくる 〜MOTAS.「うつりゆく-changing-」〜
今日は代官山へ。代官山は気ままで好き勝手な雰囲気(個人的な印象です)がここ最近大好き。洋服も流行にそこまでとらわれず、アートに触れる場所も多く、なんといっても蔦屋書店があるのが魅力。
千駄ヶ谷や表参道、原宿に吉祥寺、新宿もよく行く好きな街だけど、代官山は行くたびにどんどん好きになる不思議な街だ。
今日はLurf MUSEUM(ルーフミュージアムへ行ってゆっくりお茶。
今日はスコーンを食べた。温めて提供してくれるのが嬉しい。ここのコーヒーは美味しくて焼き菓子によく合う。天井が高く、クラシックが流れていて、木の茶色がまた落ち着いた雰囲気で良い。こういうお家に住みたいなあといつも思う。
2階のギャラリーの展示も見た。
MOTAS.というユニットの作品。「うつりゆく-changing-」というタイトル。
どんな状況でも明日はあり、何かを背負いながら生きていく
ああ、本当にそうだなと思った。
どの作品も、何人(人、でいいのかな?)かと犬が混じっていて、仲間たちで支え合う様子が可愛らしい。
ここ最近の私は、低空飛行なのがずっと続き、いまだにその状態から抜け出せないでいる。街ゆく人が眩しい。働く人たち、子連れの人たち、健康そうな人たち。自分がどうしてそこから少し外れてしまったんだっけ?とふと考えてしまう。
そんな私は、甘ったれの良いとこどりだなあと思う。みんなそれぞれ、色々抱えている。人の良いところだけを切り取って、羨ましがるのはよくない。よくない。それは違う。私は私。この体とこの私でやっていくしかない。
だから、なるべく楽しく楽に自由に解放して生きていきたい。子供がいなくて、健康でもなくて、働き方を模索中の私。実母とやっと向き合い始めた私。
時折、子供の頃の私がやってきて、母親に打たれたり、ひどいことを言われたことを、じろっと睨んで訴えてくる。思い出させる。大人の私の行動を不安にさせる。
職場でのあれこれを思い出して暗い気持ちになる。能力がないから、普通じゃないから、子供の頃に嫌な思いをしてきたから、いつまで経っても仕事ができないままなんだな、と思ってひどく落ちる。
辛いのも、追い込むのも、我慢もほどほどに。
これまで十分苦しんだ。肉体的にも精神的にも。
病気も仕事も。
だから、もう少し休んで力を蓄えたら次はもっと自由に自分を大事にして働きたい。生活を送りたい。
この思考にたどり着くのも毎回やっとの思い。
先日のデヴィッド・ホックニー展や今日のMOTAS.展のような、素晴らしいものに触れると気持ちが高揚して生きる希望をじんわり感じる。子を持てなかった、持たなかったこと、病気の不安、自己否定やらが、その時は一気に頭から追いやられる。
私にとって、ファッションや本、音楽と同じようにアートも大切なんだな、と思う。
自分を励まして、希望へと引っ張り上げてくれる。
代官山は自由気ままな感じがする街。蔦屋書店のあたりは可愛い犬にもたくさん会える。カフェは色々あるが、結構どこのカフェもコーヒーは美味しいと思う。意外と、いろんなファッションを受け入れる街だと思う。
大きめサイズのロンTを購入。櫻井万里明さんというアーティストのデザインだそう。これ、かなりお手頃価格で即決だった。タイダイも好きだし。この色だったら派手すぎず合わせやすそう。
明日はやってくる。
嬉しい時も、そうでない時も。
だったら、自分に優しく、楽観的に迎えたい。いや、向かっていきたい。
背負っているものは、結構重いし、背負っている私もボロボロの体だけれど、
意外と力持ち。
私に幸あれ!と思う。
強く思う。
切実に思う。
そして、それはきっと私の中にある。