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甥っ子とスワンボート。私としごと。
週末は、妹と甥っ子がやってきた。
東京ドームシティ、レゴショップ、井の頭公園、アクアパーク品川。
甥っ子は小学6年生。三人兄妹の長男。
こだわりが強めで、引っ込み思案の慎重ボーイ。
人見知りも激しいし、口数少なめ。
世の中にはいろーんな人がいると復職してから痛感していたが、今回甥っ子と触れ合って当たり前だけれど、子どもも色々だと思った。
いろんなところへ行った後、妹から送られてきたラインのメッセージ。
甥っ子が一番楽しかったのは、井の頭公園のスワンボート。
これにはびっくり。え?東京ドームシティのジェットコースターではないの?
すごい!と言っていたイルカのショーじゃないの??2回も行きたがったレコショップでもないの??
甥っ子のいちばん。
お母さん(私の妹)と乗った、井の頭公園のスワンボート。
感情表現が得意でない甥っ子が、歯を見せて目を細めて見事な笑みだった。
そうか。そんなにあれが楽しかったのか。
「気持ち良いねえ〜」と言いながらガン漕ぎだったそうな。
妹と甥っ子がスイスイと遠くまで進んでいく様を見て、私は「しあわせ」ってこれのことなんだなあ、と思った。
母と子の休日。晴れた水面をボートがぐんぐん進んでいく。声をかけ手を振ると、チラリとコチラを見て手を振り返すけど、時間を惜しむようにすぐお母さんの方を見て何か喋りかけている。普段、妹たちのことで手一杯のお母さん。今日は自分が独り占めなんだよな、と勝手に甥っ子の気持ちをわかったように推測して、応援したくなる。今日はどんどんお母さんに甘えて、楽しんでほしい、と思った。
いつかの子どもの頃の自分を思い出して、勝手に泣きそうになる。
つまりは、甥っ子の笑顔を見て、子どもの頃の自分が慰められた日だった。
結局、自分のことか!と呆れられそうだけれど、私はそんなもんです。
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甥っ子と妹と私の夫と4人で行った水族館。
私がいちばん楽しんでいたように思う。アザラシの、ペンギンの、クラゲの、サメの、アシカの、毛並みや口や手先や目や、海の中を進む姿を見ているとあっという間に時間が過ぎていった。
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うつ病からの仕事復帰報告。
仕事は相変わらず。
一進一退。慣れない環境、鋭い言葉、思うように進まない仕事。次から次へと受けて、調べて、対処して、お伺いを立てて、指摘されて、指導されて、時に唐突に詰められてきょとんとして。
追い込まれる気持ちになったり、やりがいのようなものを僅かに感じたり。
どんどん、自分の感覚が、自分の言葉が、鈍くなっているように感じる。
疲れて、すり減って、重い。
楽しいも、悲しいも、嬉しいも、なんか嫌だ、も。それに伴って自然に湧いてきた自分の中の言葉も。日に日に、出てこない。鈍くなっている。
それがなんなの?と言われると、眉間に皺を寄せて黙ってしまう。明確な言葉が出てこない。それがなんなの?に対しての、納得させる言葉が出てこない。
けれど、なんか健やかじゃない気はする。健やかじゃないのは、よくないことなのだ。私にとってとても重要なことなのだ。
前の職場で一緒だった看護師さん。「彼女は仕事ができるのよ」と言って私を推してくれたのに。顔を潰しているなあ、きっと。
だけれども罪悪感はそんなに湧いてこない。期待に応えられず申し訳ないっす、という感じ。
ものすごく、泣きたい。
自転車で緑たくさんの木々の間を走り抜けたい。坂道をびゅーんと下りたい。
ビッグサンダーマウンテンを3周くらいして、両手をあげて声を出したい。
宅トレの新しいプログラムを無心になって1時間くらいこなしたい。
今はそんな感じです。
明日は仕事。訳あって、嫌な予感しかしない。
弱気になっている。でも、それを責めたりしない。
元々私は気弱で気にしい。それがここまできた。それだけでもすごいことなのだ。
まあ、仕方ない。嫌な予感はそのままに。それでもきっと時間は過ぎるし明日が来るように明後日も平気な顔をしてやってくる。私も平気な顔をして体を運ぶ。
それなりにこなす。大丈夫。
勝手に呼びかけたい。
そこの気弱なあなた。私もここでそれなりにやっています。
強気の人が絶対良いわけでもない。弱気だって別にいいじゃん。いろんな人がいていいじゃん。明日もそれなりにがんばろう。もしかしたら、まあまあ良いことあるかもよ。無くたって大したことじゃない。帰りにコーヒー飲んで帰るから、良いことは自分で作れるから。
ともに、お互いに、ぼちぼちでやっていきましょう。
秋なのに夏。あっつい。それでも、季節はめぐる。秋物を少しずつ買っている。
古着のフーディ。ネイビーのかわい子ちゃん。
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他にもちょこちょこ新入りがクローゼットにやってきた。もう少し待っててね。
必ず活躍させるからね。
今日の夕飯は、鯛のお刺身少しと、エビとエリンギのバター醤油炒め、蓮根のきんぴら、ほうれん草のおひたし、スナップエンドウの胡麻和え。そして。ほかほかごはん。
さて。買い出しに行って気分を整えよう。