日々の暮らしと、あたたかな生き物たち
ここ最近、時間を惜しむように読書したり映画を見たりYouTubeを見たり出かけたりしている。
自分でもなんでこんなに急いでいるのか、貪るようにいろんなものに触れているのかわからない。もっともっと行きたいところ、見たいもの、読みたい本、したいことがあって、私の中に溢れていて追いつかない(時間も体力もお金も!)。
相変わらず、仕事については宙ぶらりんだけれど、
図太さと繊細さの両方を持ち合わせて、
私らしさで武装している感覚は強くなっている。
いろーんなことを書きたくて溜まっているのだけれど、まずはこれから。
3連休の最終日にPLAY! MUSEUMへ行ってきた。この美術館は空間もコンセプトも立地も好きでお気に入り。
今回は「鹿児島睦 まいにち」展を観に行ってきた。
鹿児島睦(かごしまたけし)さんは福岡の陶芸家・アーティスト。今回の展示きっかけで知り、事前の情報で楽しみにしていた。
会場は「あさごはん」「ひるごはん」「ばんごはん」「さんぽ」「おやすみなさい」など日々の暮らしをテーマに器・陶芸・ファッション・インテリアなどの作品が展示されていた。そのファンタジーの世界が美しくも可愛らしく、それでいて大人も包み込む引力!
単純に、とっても良かったのです。
会場入り口にあった魚のモービル。この空間が好きでしばらく佇んでいたくなる。
手前のライオンが愛くるしくて大好きだった。美術館に行くといつも写真を見返しては「実物はもっと素晴らしかった!」と思うのだけれど(当たり前ですが)、
今回は強くそう思った。
作品だけでなく、この空間がもう最高。
絵皿ってあんまり持っていないなあと、我が家の食器棚を思い返す。
こういうお皿は飾るだけでなく、実際に使うべしと思っている。
いずれ欲しいな。
アートであり、道具でもある。
なんて、私が勝手に言ってはならないかもしれないけれど、
暮らしの中にアートがあるって良いよね。
鈴懸って福岡だったよね、って思い出した。こんな可愛い鈴懸のお土産が欲しい。
鈴懸の苺大福が食べたい(関係ないですが)。
素敵な装いのミッフィーちゃん。あなた、素敵よ。
終盤のこの空間が最高に癒しだった。作家さんの制作過程って結構好きで、美術館で映像を流していると見入ってしまうのだけれど、鹿児島さん本人のお姿とアトリエが好みで、じっくりじっくり見た。
がっしりとした本人の体つきから、何か鍛えていらっしゃるのかな?と思ったり、キャップとTシャツとエプロンの組み合わせがシンプルで好みだった。
ご本人が大切にとっている素敵なものたちの紹介コーナーも素敵だった。
この絵皿が色も絵も好み。
日曜日の夕方に行ったら、あまり人がいなくて、見やすかったけど同時にもっともっとたくさんの人に見てもらいたいなと思った。
入場の際には「絶対ハッピーおみくじ」を配っていて、コーヒータイムの際に開封!
超吉!!イェイ!
長いものに巻かれるかぁ。
長いものを見極めたり、それに乗っかるの苦手なのよねえ。
アイリッシュコーヒーを飲みながら鹿児島さんの展示の余韻に浸る、贅沢時間。
美術館は、作品の美しさや素晴らしさを見て感じる他に、
空間を楽しんだり味わったりすること、
作家さんの経歴や本人の言葉や姿を感じること、
展示された作品の中でどれが一番好きだったか、心が震えたか、ワクワクしたかを考えること、
この作品はあの子が好きそうだな、ああいうお店にあったら最高に合うだろうな、私が欲しいな、とか日常に落とし込んで考えること。
そういうのがとても楽しい。面白い。
もっともっと、私がまだ見たことないものがたくさんあって、
そして私はすぐ忘れるし、気持ちも考えていることもその日その日で変わるから、
都度都度感じることがきっと微妙に変わる。
年を重ねてから見ると変わるものもある。
だから、どんどん気になるものは観に行っていろんなことを感じたい。
それは私にとって「まいにちを楽しくワクワクと生きること」なのだろう、と思う。
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