武漢で初めて美容院に行ったお話

ここ武漢に来て一ヶ月を過ぎた頃、そろそろ美容院デビューをしようかと思い始めました。どのように美容院を探すのかと言いますと、ずばり美団というアプリを使います。アプリの中に美容という項目がありまして、タップすると自宅付近の美容院やら口コミ評価の高い美容院やらが見られます。アプリ上で予約ができるお店とできないお店があります。
人気の高い美容院は都心部にありますが、私は近所で済ませてしまいたかったので、歩いていける距離で尚且つ口コミ評価の悪くない美容院を探しあてました。アプリ上では予約できないタイプのお店だったので平日昼に突撃することにしました。

いざ出陣!お店はマンションのような建物の一室にありました。どうやら空いている様子…店員さんに拙い中国語でリタッチとカットをしてもらいたい旨を伝えたら通じました。やった!
アウターを脱いで席に座った時になんか涼しいなあと思いましたが気にせず、こんな感じのスタイルでよろしくという念を込めて参考写真も見せました。これも通じたみたいです。早速カットとカラーに入りました。見た感じ順調です。うん、悪くないのでは?それにしてもなんかちょっと寒くないかな…?

サンバイザーのプラスチック部分的なものを装着★お湯をいただきました


カットとカラーが終わりシャンプーをしますという雰囲気だったのでシャンプー台に向かいました。そしてシャンプーをしてもらっている途中で気づきました。このお店暖房がかかってないみたい…とても寒いぞ、と。シャンプー中にとトリートメントしますかと聞かれたのでお願いしますと言いトリートメントをしてもらったら、「ちょっと流すまで待ってくださいね」的なことを言われました。ここからが本題です。

寒い寒い……武漢はそんなに寒い町ではないけれど、12月に暖房の効いていない室内で頭を濡らした状態で待機というのはなかなか寒かったです。…だんだん震えてきました。早く時間よ過ぎれ早く時間よ過ぎれと念じながら待ちました。目は薄布が掛かっていて見えなかったので正確な時間がわからなかったのですが、体感だと一時間ぐらい待った気がします。多分もっと短い。
まだかなまだかなと我慢していると、ふと体に掛かるものがあり…私のアウターだと気づきました。優しい美容師さんが震えている私を見かねてコートを掛けてくれたのです。
ほっこり。

「冬の美容院は暖房が効いているものだ」という私の固定観念が生んだこのプチアクシデントはこうして事なきを得たのでした。これ以降美容院に行っても気軽にアウターを脱がなくなりました。

ちなみにカットは思っていたより上手にしてもらえました。リタッチは少し色が浮いていましたが許容の範囲内という感じでした。

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