
叙情的な3週間
「1週間は。。。」と、タナカ君は少しだけ俯いた。
僕はタナカ君の次の言葉を待つフリをして、外の雨を見た。
週末のマクドナルドは、開放的にポテト🍟が飛ぶ。
タナカ君は、真っ直ぐに僕を見た。
「1週間は、インディー500みたいに跳ぶね。。。ピュンピュン!」
「君の1週間は、ピュンピュンと跳ぶ。。。」
(あたかもポテト🍟みたいに)僕はそれを言わなかった。
タナカ君が「そう、ポテト🍟みたいにさ」と続けた。
「では、3週間は?」僕の声は、漂っている聞きなれない音に消されたかもしれない、と思った瞬間タナカ君は指を組み直し、
「3週間はね。。。ピュンピュン、ピュンピュン、ピュンピュン!」と、跳んだ。
※drawing ごごんまる