スト6の「キャラ表現」
超注目の格闘ゲーム「スト6」
自分はやってはいないが、かつてないほどに相当感触がいい様だ。
こういうのは忖度の少ない動画配信者のレスポンスを見れば判る。
もう広告や芸能人の時代じゃ無いという事か?
企業主導の作為塗れの宣伝なんて、消費者に既に見抜かれたと。
詐欺ビジネスはそろそろ時代遅れになるだろう。
埋もれた作家が受け入れられる時代が復権するかもしれない。
個人的リスペクトのファルコムの木屋さんやストⅡの西谷さん、
ゼビウスの遠藤さんにはまだモチベがあるだろうか?
自分は前例主義から外れた色んなアイディアが観たいワケだ。
イレギュラーを加速させたい、それがゲームというモノだ。
個人的な前置きはここまでとして、
おそらくスト6のゲーム部分は文句のつけようが無いのだろう。
これはまだ業界にそういう人材が居る証明か。
個人的に最初の発表から気になったのはキャラ造形に限る。
エドモンド本田、ブランカの違和感は製品版で解消されていた。
これは本当によかった。
違和感が残るのはまず、ルークの造型。
細マッチョの総合格闘家的なイメージが目減りしている。
加えて首の付き方がGIジョーの様な繋がり方だ。
これはリュウ・ケンと比べた時にはっきりする造形の甘さだろう。
黄金期のカプコンではこの造型は修正が来そうだと思った。
他の道着キャラより軽量級なイメージが無くなっている。
野性味が消え、明朗快活な好青年になってしまったようだ。
またマリーザ、マノンという「大柄女性」というアイコン被り、
この辺の理由は何だろう?
マリーザのコンセプトは優秀だと思うが、造形が甘い気がする。
女性の要素があまりに乏しく、腕が長すぎる気がする。
肩幅と胸板、骨盤あたりもほぼ男性。
女性ボディビルダー自体、胸の脂肪が取れるからそうなのだが、
ゲームキャラなのでこの辺はデフォルメかも。
マノンはマッスルボマーに出てくるブラックウィドウのシルエット。
もしかしたらこれが裏設定だろうか?
つま先を伸ばした微妙に技が似ている。
そういえばスト5に出て来たGとストⅢのQが少し似ていた。
開発の途中で設定が変わるとか当たり前なので、なんかあるかも。
マノンのブラックウィドウ追加コスが観たくなった。
やはりチュンリの造形も気になる。
下半身と上半身が分離して、別の人体キメラの様だ。
顔はなんかイチローの奥さんに似ていて、
美人かもしれないがシャープすぎて下半身の肉付きと矛盾する、
つまりなんとなくバランスが悪いと、気になるのはこの辺だろう。
キャミィは前作からの流用っぽいが、尻肉が薄くなっている。
前作より尻の掘りが浅いので、脱いだら肛門が見えそうだ。
5が非常に尻がデフォルメされ肉厚だったのに対し、フェチが消えた。
この辺の変態性はカプコンのアイディンティティだった筈。
まぁ流用してるならワザと削った理由もあるかもしれない。
リリーはネイティブアメリカンではなく、まるで黒人に観える。
これを突っ込むのは危険な気がしてしまうのだが、
ひょっとしたら闇がありそうなキャラだ。
なんか必然性に乏しいキャラであり、ならT・ホークで良かった。
DJは妙な体形が気になる。
動いてる分にはいいのだが、肩の隆起に違和感。
加えて足が何故か蟹股気味で、初期のイメージが変わった。
経験上、足を真っすぐ作るのは造型的には難しいだろう。
実は関節を曲げた方が楽だったりする。
やはり全体的に造型のレベルが低下したのかもしれない。
またかなり軽量級のイメージだったのが、全体的に大きくなった。
これにより技のリーチが強くなり、結果強キャラになった感。
もっと言えば、デフォルトのコスチュームは一番ひどい気がする。
DJ本来の個性を全て消している。
キンバリー。
いろいろとコンセプトが重複し、もう忍者の面影が無い。
言われなきゃわからないレベルであり、DJともアイコンが被る。
せめて構えくらいは武神流の面影が欲しかった。
(忍者というのは自分の記憶違いかもしれないが)
最後にリュウのデフォルトコスチューム、
毛布をたすき掛けしているが、もしかして寝具だろうか?
基本キャラのシンプルデザインなのにゴチャゴチャして汚い。
よく判らんセンスだ。
もうこの辺のアドバイザーに過去作のデザイナーを登用して欲しい。
あきまん、キヌさんとか言いたい事はいくらでもありそうだ。
あと、色味、キャラクターアイコンとしての色分け。
例えばリュウは白、ケンは赤、チュンリは青という部分。
これは本来かなり重要なハズなのだが、意識の中に無さそうな気がする。
個人的にこのくらい。