木枯らしの吹く街で第7 話
第7話:空気感
「なんだよ…気持ち悪いとか、辞めろよ…」
涼介は焦った表情を見せた。
「だって急にいい匂いするとか、さすがに引くわ」
と私は笑った。
「だって、優菜も女の子だもんな」
と涼介は笑う。
「今更…なんなのよさっきから‼️生まれてからずっと女の子です‼️」
私は腕組みして、そう答えた。
「はいはい、そうだよな」
涼介は再び笑いながらそう言った。
「はい、は一回にしなさよ…感じ悪いわ」
私も笑ってしまった。
そこにはいつも通りの空気が流れていた。
「ところでさ…」
私