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Never Enough
今日の本は、Never Enough ~When Achievement Culture Become Toxic and What We Can Do About It です。
いつも通り、図書館から借りたのですが、借りられるまで半年待ちました。
話題となっているthought-provokingな本です。
内容は、主にアメリカの高校生が大学に入るために、
GPAを高くするためAPクラスでAをとり、競争率の高い、強いチームでスポーツをし、家族で休暇を楽しむ暇もなく、目標だった大学に入れたとしても、
精神的ダメージを抱えてしまう、
それを防ぐために家族や地域社会はどうあるべきか、という話でした。
著者のJennifer Wallaceはmatteringを強調していました。
アメリカの大学は入るのは簡単という神話はどこから来たのかと思いつつ、
これは特にSuper Zipcodeといわれる高学歴高収入層の地域の話のようですが、
確かに頷けるところがありました。
アメリカの高校は(中学もですが)、学校のスポーツ部に入るためにはトライアウトをし、受からなければプレーができない、そのために外部のクラブに投資をし、練習を積まなくてはいけないようです。
また、レベルの高い授業(APやHonor)を取るために、長い夏休みの間、外部でクラスをとって、標準レベルをスキップする、また成績がAgradeになるように備えておくようです。
地域差がすごくあると思いますが、要はお金と努力ですね。
私は著者が語ったmaterialismが頭に残りました。
Materialismとは単純に高級ブランドや高級車、家などに固執することではなく、
目的に向かう事、仕事やお金を追求する事で、
薄い人間関係や生活に欠けているものを埋め合わせ、
さらに孤立化していくことだそうです。
常に目標掲げ、達成しても、次へ次へと進み、
常に満足、安心してない状態になるそうです。
自分を高めていくことは悪いことでしょうか。
自分の欲しい物、やりたい事が明確なのであれば、
Materialism も悪くないのかなぁなんて思ったりもします。
それは、決して周りをないがしろにすることに直結しないのではないのかな。
自分の大切なものを大事にする、それだけです。