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振袖のおもいで

予定を変えて、お墓参りを今日にして出掛けると、道すがらステキな振袖姿を拝見できた。

心の中で、おめでとうございます!
と語りかけてみる。


私自身の成人の日も振袖を来て、同級生と待ち合わせて式典会場まで出向いた。


会場内は混雑がすごかったので入らずに、建物前の広場で偶然出会う同級生たちと『久しぶりー』『おめでとうー』なんて言い合ってから、一緒に行った2人と早々に退散して『どこかでお茶しよう』と駅に向かって歩き出した。


少し歩くと、1人が気分が悪くなってしまい…きっと帯がキツいからだろうと最寄りの美容室に駆け込んで、緩めてもらった。

そうなると、お茶どころではなくなり『帰りたい』と言われて、そうすることになった。今思えば、どうして2人ででも行かなかったんだろうとも思うけど、きっとそんな空気だったんだろう。


まあ、そのおかげで祖父母や親に見せに行けたから良かったのかも知れないね。


その振袖は、無理を言って父に買ってもらった。働いていたから自分で買えない事もなかったのに
『父親に買ってもらう』
にこだわっていた。


つましい父が調べて、控えめな予算で草履からファーまでを買えるパンフレットを渡され

『この中から選ぶんなら買ってやる』

と言われて、その中からモダン柄と呼ばれる種類の振袖を選んだんだった。


我儘を通したのは
高校を選んだ時と2度目

父は、自宅の目の前にあった高校を進めた。交通費がかからないから 笑

私は近すぎるのが嫌で、わざわざバスで20分も田舎に向かう高校を

『こっちの方が偏差値が高いから』

と理由をつけて押し通した。

思春期のせいにしておこうかな 笑

おとうさん、ごめんね
でも、おかげ様で学校推薦で就職できたのかも知れないよ 笑


あの頃は、人目が気になり
色々と比べてばかりいた。

おごらず
人と比べず
面白がって 平気に生きればいい

樹木希林さん


これができれば
心が軽くなるね


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