【アート】田中一村展 東京都美術館に行きました
Voicyの平川理恵さんが紹介されていて、リスナーの方のNHKの番組紹介もあり、タイミングよく東京で田中一村を鑑賞することができました!ありがとうございます!
絵に魂を揺さぶられるってこういうことだと
ゴッホの時代ならいざ知らず
1977年に、奄美大島の大島紬の工房で働きながら、自分の描きたい絵を描き切って亡くなったということ
展示の最後に、一村が題材にした、奄美の圧倒的な自然の映像が流されて、その中に終の住処となったお家も映っていましたが、小屋という言葉以外では形容できないような建物で、胸が締め付けられました
幼いころから神童扱いで、たくさんの支援者に求められて、絵を描くことを生業にしてきた人でも、中央画壇と離反すると、作品がメディアに乗る機会がなくなるんですね
今は自分で発信することも、市中に埋もれた偉人の存在をたまたま知った他人が簡単に発信することもできる時代
ご自分の作品展を観にくる人々で、上野の美術館に行列ができて、グッズが飛ぶように売れていく様子を、天国からご覧になっているのでしょうか
お一人の作品での展覧会であれだ充実したものばかりあるのも瞠目です
子どものころから、死ぬまで
作風は変われど自然の動植物と絵に向かう真剣な姿勢は一貫していて、熟成の過程に必然を感じられる、素晴らしい展示でした