黄金色のヒミツ~散歩3 (終)~
田んぼで稲を刈り取っているのだろう、円いブレードを唸らせながら細長い草刈り機のようなモノを抱えて作業している。
田畑でいう一反(31m)というよりも、着物での一反(12m)と言われた方がしっくりくるような小さめの田なので、コンバインが入れられないというやつなのかな?
同じような広さのが外に二面ほどポツポツ点在し豊かに稲穂を稔らせている。
その直ぐ隣には『本家田んぼの一反』ってな風に長いモノが現れた。なぜか、こちらの方が鮮やかなキツネ色をしており、先ほどの(作業してたのとは別のですが)は、やや緑味がかっていた。
どちらも頭を垂れているのに(何がこの違いを生んでんのだろう)と見てみると、どうやら葉っぱの先が薄茶色しているか、それがそこまででもないかの違いのようだった。
こうなってくると、先ほど作業していた田んぼの稲の色味が気にならなくもなくなってきた
暫く行くとさっきのデカイのなんか比じゃないくらいのがポツリポツリと顔を覗かせはじめた。
中にはキツネ色というより茶色が目立つモノもある、どういった原因か緑の葉っぱが 他と較べて穂先よりも下に沈んだ感じになっていた。
田んぼの黄金色の主因は葉に有るのだろうとの思いに至ったのであった。
途中コンバインで刈り入れしていたので葉先の色を確認してみた…他のキツネ色のとの違いはよく分からなかった。
と稲をガン見していたら、別の農機具を取りに田んぼからコチラ側に操縦者さんが降りてきた。ふと反対側に歩道が存在していることに気がついた、しれーっと歩道へと歩いていったが、なんやコイツと訝しがられたのではと軽く内心焦った。
そんな収穫作業を観ていたら、何だか幸せな気分に成ってきた。
9月は、もう直ぐ刈り取りだって時期を"狙った"かのように台風が頻発して、それがこんなに順調に刈ってくことができて、残りもちゃんと取り切れそうで…ありがたいことこの上無いってな感慨に襲われた。
京都のタワマンに住むおみそんは、部屋での収録の邪魔になってた収穫音でご近所トラブル(笑)になってたらしいが、それも無事終わったという。
京の方も被害はほぼ無かったってコトなのかな?。台風は結構逸れまくったので、全国的にも比較的被害は軽微に終わったのではなかろうか?だっらいいなあ
散歩も一周してまた小型の機械で作業している処まで戻ってきた。畦の辺りを刃先が行ったり来たりしている、一向に稲が刈り取られた形跡は無い、普通に畦の雑草を刈っていた。
『草刈り機のようなモノ』ではなく、草刈り機その物だった。
余禄
「実り」と「稔り」の違いってなんだろうと思ったら、果実と穀物の違いだった。noteしてるとワリと(調べたりで)勉強になるなぁ
「ならなくもなくなってきた」の後に(呪文かな?)って書こうとして止めた人
緑味がかってる ってなんやねん!