高橋洋一対藤巻健史、話は噛み合わない

金融の仕組みを私は勉強して来ましたが、この藤巻健史氏と高橋洋一氏のやりとりは、最初は良く理解出来ませんでした。
今、改めて見ると、藤巻健史氏は金融の仕組みの理論を話しているのに、高橋洋一氏は、ただ、これまで大丈夫だった。プリンストンの私の先生、バーナンキは、と、論点が噛み合いません。

藤巻健史氏は、今のしてることは理論的にやり続ければシステムは崩壊することを説明しています。それには答えません。別のことを答えます。質問を理解出来ないのでしょう?
高橋洋一氏は東大数学科卒。ベクトルと言うものを知ってるはずなのに、なぜ、理論から先行きを想定出来ないのか不思議です。

バーナンキは全て正しいとの前提でものを話すこと自体、信じられません。そう話すと言うことは、自分の頭で考えて説明出来ない証拠です。
彼の話は全て過去のこと。頭でっかち。バーナンキを「ヘリコプター・ベン」と揶揄する人もいます。
ヘリコプター理論とは、金をヘリコプターから撒けば経済は発展する。と言うものです。バーナンキはノーベル賞を受賞しましたが、ばら撒き後の収拾のことは説明してません。
今回のmRNAでのノーベル賞と同じでノーベル賞など中途半端です。

アベノミクスを支えた浜田宏一氏は「アベノミクスは失敗だった。教科書に書いてなかったことが起きた。」と弁解しています。そんな軽い感覚で日本を壊した責任は重いと思います。

全ては過去。過去の実例だけで判断する。実例に至るロジックを理解してない。分析が甘い。
過去を学び理論を構築して未来に準備する。或いは、良い方向へ導く。理論が破綻していればそれは出来ません。

昔は飛行機も良く墜ちました。それを繰り返し今の安定した運行があるのも事実です。
経済もそう言うことでしょうか?

私の調べた限りでは、過去にニューディール政策、レーガノミクス、全ては財政出動、官製経済で成功したことはないように思います。ソ連が一番の悪例ではないですか?日本も早く官僚から金を取り上げるべきです。日本は官僚社会主義国です。

経済発展とは、それ自体曖昧だと思います。
堺屋太一氏は「組織の盛衰」を上梓して、膨張して行けば破裂するのは当たり前。組織は拡大して行き破滅している。人事圧力シンドロームと称してます。歴史は証明している。
発展=拡張
この発想はやめた方が良いと思います。地球にも限りがあり、人口も限界は来ると思います。
ただ、全員で目を背けてるだけではないでしょうか?現実は必ず来ます。そのツケを後世に残すことは無責任だと思います。床屋の蒸しタオル。熱いから他人に投げて自分だけは平気。受け取った方は堪らない。

子どもは可愛いものです。孫は可愛いものです。彼らに辛いことが来ることが分かりながらそれを残すのは忍びないです。
「子どもの前を掃き清めるな」これは先日亡くなられた幼稚園の園長先生の言葉です。
「可愛い子には旅をさせよ!」
子どもを愛することは、親が心を強く持たなければならないのではないでしょうか?
ただ、可愛いだけならばそれは親のエゴだと思います。
親は賢く、自分で経験したことを理論として把握して子どもに伝える。
全ては理論、ロジックだと思います。

私は法学部へ行きましたが、好きになれませんでした。元々は物理、数学が好きでした。
なぜかと言えば、法学には答えがいくつも存在し得ます。
物理、数学は、答えが一つだからです。
間違えていれば、いずれ間違いと答えは出ます。
https://youtu.be/Qsr5gTaNcPU?si=FUzNwIUJgSzQ0poM

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