資本主義の怖さ、悪魔の仕組み
おはようございます。
私は最近、資本主義は悪魔のシステムだと思えるようになって来ました。
人は、「金」と言うもにを惑わされて、何にも優先してしまう。
それは、それよりも大切な「道徳」を上回る力で「心」を支配する「力」を持つ。
「道徳」を失うことは人類の破滅に繋がる。
今、やっている戦争も役人、政治家の堕落も全ては「金」を得たいがためだろう?
今、アメリカで一番売れてる抗うつ剤「サインバルタ」について調べて見た。2011年当初より私も12年間服用した薬剤である。
この薬の添付文書を見ると、治験つまり人体実験の結果として、「倦怠感」が5%以上と記されてる。
ここで注意すべきは「5%以上」と言うことだ。
以上とは100%も含む。
なぜ、そう思うようになったかは、それが資本主義だからである。
「金」のためなら戦争までも引き起こすを考えれば、この程度の誤魔化しで儲かるなら安いものである。
ちなみに除草剤「グリホサート」(商品名ラウンドアップ)を開発したモンサント社は、損害賠償訴訟で被告となり
1兆円を支払い和解し、その後も販売し続けている。1兆円を損しても2兆円売上すれば、1兆円儲かると言う発想からとの説明に納得した。
🔴以下、Wikipedia「デュロキセチン」商品名サインバルタから
イーライリリーによって1980年代後半に合成され、1988年に開発がスタートした。
しかし、1996年に第III相試験に入らないことを決定したイーライリリー社は開発から退き、日本での塩野義製薬の単独開発が始まり、その成果を見たイーライリリー社は1999年に再開発を始め、2001年にFDAに申請、2004年4月に承認された。2012年現在、日本をはじめ95カ国で承認されている。
日本では2010年4月にデュロキセチン塩酸塩(Duloxetine HCl)として、イーライリリーおよび塩野義製薬からサインバルタの商品名で薬価収載されている。
なぜ、1996年に第Ⅲ相の人体実験に入らなかったのか?調べて見た。
🔴ある精神科医のブログから
サインバルタ(デュロキセチン)は1980年代後半にイーライリリー社により合成されている。1990年頃、アメリカで20㎎および30㎎の用量で臨床試験が開始されたが、なんとプラセボとの有意差が出ず、1995年には開発中止に追い込まれている。
この理由は、プラセボが効きすぎることと、新しい向精神薬は効きにくいため、有意差が出なかったこともあると思われる。精神科医も、使い慣れない薬は不思議に副作用だけ出て効きにくいものである。その記事は過去ログにある。
アメリカで開発が中断された当時、日本でも20~30㎎の低用量での臨床試験を実施していたが、良い結果が得られなかった。トフラニール、テトラミド、レスリンなどとの二重盲検比較試験が行われている。(2002年、日本でも申請却下)
当時の経緯だが、1990年ころ、イーライリリーと塩野義製薬との共同開発ではじめられたが、20~30㎎でプラセボとの有意差が出なかったため、第Ⅲ相試験に入らないことが決定された。その後、トフラニールとの比較試験では、イーライリリーが撤退し、塩野義製薬単独の開発になった。2002年に申請が厚生労働省に却下されて、40~60㎎の高用量の臨床試験を決断している。
ここで注目したのは、
・「プラセボ」との有意差が出なかった。
・「プラセボ」が効きすぎること。
「プラセボ」とは「偽薬」見た目や味は薬と同じで薬効成分を含まないものである。比較試験のために「本物」と「偽物」を服用させて試験をする。
そして「プラセボ効果」とは、人は中身を知らないのでそれを服用したことにより、心理的な変化から効果が現れることを指している。
「プラセボ効果」があったのにそれでは気が済まず、投与量を倍にした。
このことが資本主義による恐ろしさだと思う。