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私の人生は、まだ午前10時にもなっていない
先日、こんな本を読みました。
一度しかない人生を「どう生きるか」がわかる100年カレンダー
本の内容はというと、ワークメインになっており、ワークを通して
・自分の人生を無駄にしないために今から出来る事
が分かるようになっています。
ワークのボリュームが凄いので、正直読み終えるまでに時間はかかります。
読み終える、というより、考える・書く時間を含むので時間がかかりますね💦
そして、この類の自己啓発本って、多いですよね。
ですが、この本には他の自己啓発本にはない、大きな魅力があります。
魅力1:100年カレンダーで人生を見える化
本書の巻末には、100年分のカレンダーがついています(!)
私は1992年生まれなので、100年後と言えば2092年ですね。
本書のカレンダーを見ると、1992年の自分の誕生日が何曜日で、大学で旅行に行ったのはこの時だったんだ!と、一目で分かります。
普通、過去の記憶って、日記でも書いていないとほとんどは自分の頭の中に入っていますよね。
時間が経つにつれ、記憶が曖昧になっていたりもするものです。
この100年カレンダーを見る事によって、自分が今までどんな人生を送ってきたか振り返る事が出来、また、今後の人生についても考える事が出来ます。
「長く生きてきたつもりだけど、実際はまだまだだったんだ!」
100年の間の、今の自分の立ち位置を確認する事で、そのような感情を抱きました。
魅力2:過去・現在・未来の紐づけ
今の自分に不足しているけど欲しい物、そして時間。
これらを明らかにして、未来の割合を増やしていく。
例えば、家族との時間が欲しいけど今足りないから、将来は仕事をセーブして家族との時間を増やす、その為に必要な事をリストにする。
こういったワークです。
このようなワークの自己啓発本は多い印象があります。
本書も過去、今の状態から未来に「どんな時間を増やしたいか。」「どうありたいか。」を考える部分はそれらと似ているのですが、違うのはやはり100年カレンダーを活用する事。
カレンダーの側に付箋を貼ったり、印をつけたりして、○○日までにこうなりたい、というのを決めておきます。
付箋であれば、予定が変わった場合でも外して別のカレンダーに貼れますし、後から修正も可能です。
カレンダーがあるだけで、人生が数値化され、それを目視する事で具体的な目標も立てやすくなると感じます。
魅力3:残された時間の見える化
日本の女性の平均寿命は約87歳、健康寿命は74歳と言われています。
これはどういうことかというと、心身共に健康でいられるのが74歳までとしたら、74歳から87歳までは例えば病気になったりして、健康が損なわれている可能性があるという事です。
そして87歳で亡くなる、ということ。もちろん、もっと長生きしたり、もっと早く亡くなる方も当然いるわけです。
医療の進歩により、思うように体が動かなくても、長く生きるという事が可能なんですよね。
私も平均寿命87歳まで生きるとして、今30歳。
面白かったのが、健康寿命74歳と、平均寿命87歳、今の私の年齢30歳を、本書の計算式にあてはめて、人生の残りの時間を出す事が出来る、ということ。
丸い時計を想像して欲しいのですが、0時~24時まで、1日は24時間。
そのうち、今の自分は人生24時間のうち、何時なのかが計算式から分かるという事です。
結果は‥
24時間のうち、私の人生時計は、
健康寿命→9時56分
平均寿命→8時30分
でした。
私の人生、まだ午前10時にもなってないんです(笑)
10時間は過ぎたけど、残り時間は14時間もある。
そして感じた事。
まだ10時にもなってないのに、仕事が思うようにいかない、夫に迷惑をかけていると嘆いたり、自分の人生もう進まないんじゃないか、とぼんやり考えたり…。
もったいないなって。
これは、日本女性の健康・平均寿命を例にしたものなので、例えば病気で後数年しか生きられない、となった場合。
その場合は、人生時計は夕方を過ぎているのかもしれません。
でも、決して24時にはならないんです。
もしかしたら23時59分かもしれないけど、生きている限り24時にはならないということ。
そう考えると、人生について「もっと、気楽にやろう。どんどん挑戦してみよう。」という気になりませんか?
人生を数値化し、目視する事の大切さ
1日の売り上げ、単位数、客数…仕事では数値化が当たり前です。
ですが、自分の人生について、数値化する事って、私は今までありませんでした。
多くの方が、今日1日仕事を終えるのがやっとで、未来の事なんて考える暇がない!そう感じていると思います。
私は元々完璧主義なところがあり、未来に関しても、貯金をいくらにしたいとか、この年までにこうしたい、と、明確に決めすぎるところがありました。
去年の転職失敗を機に、そのような未来志向は逆に苦手となり、深く考えないようにしていました。
ですが、本書を読んで、「未来の終わり」を想像すると、むしろ前向きに自分の未来、これからの人生について考える事が出来ていました。
30歳の私でも、まだ時計は10時になっていません。
残り14時間の人生をどんなものにするか。
「これからどうしようか…。」
そんな風にぼんやりでも考えている方。
明日からのGWを使って、自分の人生について考える時間を持ってみるのも、良いかもしれませんね(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!