【レビュー】ヨチヨチ父-とまどう日々-
子どもがいるわけでも、結婚してるわけでもないわたしがこの本を手に取ったのは、保育士として子育ての楽しさや苦労を少しでも多く理解し、保護者にとってより身近な存在でありたいと思ったからなのかもしれない。
この本は、「父親目線での子育て」が描かれている。これを読んで私は自分のお父さんのことが頭をよぎった。家事も育児もほとんどお母さん任せだったお父さん。
とても不器用なお父さんだから、何もしないってゆうよりは、【何をしたらいいかわからなかったのかもしれない】と、本を読んで思った。
子どものことは昔から大好きなのだが、愛情表現が下手くそすぎて気持ちは空回り。あたしも小さい頃は「触らんで!あっち行って!」と大声で怒鳴っていたし、今でも孫に「じーじはキライ」と言われてしまう始末。笑
でもそんな扱いをされてもめげずに(笑)、自分を大切に育ててくれたお父さんには感謝してます。今となればもっと優しく接してあげたらよかったなって思う。
10ヶ月前から子どもと苦楽を共にした母さんとは違って、嫁から誕生した宇宙人を自分の子どもだと認めていくところから子育てがスタートするお父さんたち。
すごいよ、お父さん!よく頑張ってるね、お父さん!って、世の中のお父さんを褒めてあげたくなるような1冊。
うちのお父さんみたいな世の中の不器用なお父さんの心がちょっと軽くなる気がする。お父さんだけじゃなくてお母さんも読んでみてほしい。そこから生まれた余裕はきっと2人を見て育つ子どもたちへと伝わるはずだから。
保育園でももっともっといろんなお父さんに話しかけて、一緒に子育てしていこう。そう思いました。
2019.1.4.スーパー保育士Megu
「父」になった戸惑いを描く、ヨシタケシンスケ初の育児マンガ『ヨチヨチ父 とまどう日々』ヨシタケシンスケさんインタビュー(1/3) | 絵本ナビ
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