見出し画像

昨日「花椒の味」を観るに至るまで

王様のお仕事が来週から本格始動となるため、今週中に遊びに行こうと昨日お休みを取っていた。
そしたら雨だった。しかも大荒れになる、なんてお天気予報が言ってる。
う。王様のことだからこんな天気をおしてまでは外出はされないだろう。と、予想どおり外出がお流れになってしまった。

半ばあきらめてはいたものの、やっぱりどこにも行けないとなると段々おもしろくなくなってきて、珍しく昨日の私は不機嫌さを前面に出してしまった。
ところが、王様は私の不機嫌さに気づかなければ、どれだけ残念な気持ちになっているかにも気づこうとしないのだ。
だって、年が明けてから1回も遊びに行ってないんだよ(´;ω;`)

悔しいからお昼ごはんの時間になっても動いてやるもんか!と思った(。-`ω-)
そしたら空気を察した侑さんが気を遣ってウーバーしよか!と提案してくださった。や、やさしい(´;ω;`)

さっき不機嫌を前面にだした、と書いたが、たぶん不機嫌じゃなくて寂しさが出てたのだと思う。
だから雨で遊びに行けない私のために、家の中で楽しめる方法を考えてくださったのだ。

ウーバー祭りは侑さんとふたりの時にはよく開催するが、今回はめったに参加できない王様がいらっしゃるので、私たちのウーバーお気に入りメニューのTHEコメダ祭りにすることにした。
前回私が頼んだデミグラスバーガーが超超おいしくて、それを覚えていた侑さんが即決した。なので私も前回の味を再認識しようと決めた。

王様はお勧めしたけど、あまのじゃくなのでエビカツバーガーみたいなのに決められた。バーガーもかなりのビックサイズなのでそれだけでも十分なのだが、私は王様に一度カレーかつサンドを召し上がっていただきたかったのでそれも追加した。

さすがにお支払いを侑さんに押し付けるのは忍びなく、こちらに回していただいた。
しかし、こういうところなのだ!
王様が、すっと「私が」、などと言ってくだされば私の機嫌も霧が晴れるかのようにすっきりとしただろうに、王様はいつもお付きの者が支払うゆえ・・・という態度なのだ。そういうところが王様なのだ。ふんっ(・へ・)

でもせっかく企画してくださったウーバー THEコメダ祭り。楽しくしないともったいない。
美味しかったし、満腹になった。楽しさは少し物足りない感じだったけど、王様が桜柄のノンアルビールを出してくださったので、気持ちが少しマシになった。
雨は小降りになったので、配達してくださる方にはよかったが、私は、小降りかよ!と気分がよくない。
そんなわけで予定のない休日となってしまい、シブシブいつものように映画を観て過ごすことにしたのだ。

話は変わるが、今朝、NHKの元アナウンサーの方が亡くなったことをニュースで知った。1980年代に数々の番組の司会をされたその方は95歳になられていたそうだ。ネットの記事で「・・・静かに旅立った」という一文を読み、昨日観た映画「花椒の味」で一番感動したシーンを思い出した。

主人公の、一見派手に見える異母妹と一緒に暮らす祖母が、自分の死後の彼女(孫)の寂しさを語るのに対して、彼女(孫)が「死ぬことなんて引越しと同じだよ。今度は人の心の中に住むんだよ」と返したのだ。

ああ、なんて優しい言葉。そして前向き。私も自分の父の、先のことを考えると悲しくなってしまうのだが、これからはこう考えるようにしようと思った。
すぐに泣いてしまうけれど、うまく伝えられたらいつか父にも言ってあげたい。

#コメダ珈琲    #引越し

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集