アドベントカレンダー２日目　涎を舐める。気持ちが伝わる。

お前は何を言っているんだ（AA略）

サークルに参加してるふぁみっぷーです。今回はアニメ紹介記事となる。
僕は自慢じゃないが人よりはかなりアニメを見ている。それはもう授業の空きコマももちろん、一人で家に帰って録画を見てといった具合に。

毎クールの面白そうなやつを録画してみる生活を５年くらい続けているので、近年の人気アニメはたいがい見てしまって、最近は昔のアニメをみることが増えている。
そんな中で見つけたびっくりアニメの紹介をしたく思う。

それがこちらの謎の彼女X

謎の彼女X

あらすじ

高校生の椿明のクラスにある日謎の美少女、卜部美琴が転校してきた。ある放課後、眠る卜部を起こした椿は卜部が机に残した涎をなぜだか舐めてしまう。その涎は非常に甘かったが、その翌日から正体不明の高熱に襲われた椿の元を訪れ、卜部は自分の涎を椿になめさせる。すると椿の高熱はたちまち治ってしまい、病のもとを尋ねると卜部は「恋の病」とつげる……

は？（SOUL'd OUT)

と思った方も多いだろう。
見てもらうとわかるが何一つとして嘘は言っていない。
なんなら情報をセーブしてまでいる。

この恋の病、特にこれといって病原菌があるわけではない。
ただ椿が好きな女の子の涎をもう一度舐めたいという禁断症状より生じていると舐められた本人たる、卜部より告げられる。

ただ禁断症状は継続中なので卜部と椿は毎日帰りに涎を渡す/受け取るという謎の関係が出来上がる。

涎

この物語で涎というのは非常に重要な存在である。
主人公である椿の突如として発露した特殊性癖のはずだったが、気づくと椿と卜部の間における一種のコミュニケーション手段となっているのだから。
というのもどうにもこの世界において涎は人の感情を表すもののようなのだ。
気分が高揚している人の涎を舐めるとその高揚感が伝わるし、その反対もしかりだ。

ん？

椿が初めて舐めた卜部の涎って甘かったんだよな…………

この二人は一話にして早々に付き合い、のこりは距離が詰まったり詰まったりするイチャイチャなのだが、そのあまりにも童貞じみている初心な関係性に挟まる涎という謎の要素によって非常にピュアな恋愛作品となっている。
涎共有に耐えられれば。

おすすめです。

もう待ちきれないよ！早く全話見させてくれって人はDMM TVかdアニメストアでの視聴が一番安いのでお勧めです。（2023年現在）

雑談

ちょっと涎を舐めるってのはごめんだけど、こうして言外の言葉が伝わるっていうのはすごくうらやましい。僕は人の顔を見るのはすごく苦手だ。それはたぶん人の感情を無視していたい的な理由だと思うが、できれば自分の思っていることは正確に伝わってほしいと願っている。
だからできる限り言葉を尽くして話しているが、思っていることを正確に表現できたことはない。それが言葉の良さなのかもしれないけれど、言葉が足らないですれ違う作品は割とイライラしちゃうので、みんな涎を舐めさせ合えばいいと思いました。まる。