不条理の許容可否
今日は部下ちゃんが午前中に時間休取ったんだけども、夕方に俺のラインの仕事で当該部下ちゃんに今日中にやってもらわないといけない案件が発生したんで、まぁやってもらうことにしたんだけど、係長から待ったがかかり…いわく、午前中に休んどいて超勤するとは何事だ、と。まぁ言いたいことはわかる、それがまかり通るとすれば毎日午前中休んでその分3時間超勤するってやって超勤手当ゲットだぜ!という手当ハンターが発生しかねない、それを懸念してるんでしょ。
けど今日のはそういうんじゃなくて、外形的にも明らかに夕方に発生した業務への対応であって、更に言うと俺がやらせた超勤だからね。手当ハンターの部下と俺とが結託してて、上記手法で部下がゲットした手当の1割相当が俺に流れてくるとかいうスキームになってたりするんであれば格別、俺に部下に手当ガッポガッポにさせるインセンティブはない(部下にいい顔できるというインセンティブはあるかもしれぬが、反面において上司に嫌な顔されるという意味では、同程度のディスインセンティブも存すると言わざるを得ぬはず)。
で、きょう部下の超勤が公式に認められないならば、部下に超勤してやってもらうはずだった仕事の尻拭いは上司である俺がやることに必然的になるし、それを避けようと思ったら部下ちゃんにサービス残業させるしかないんですけどね。
ところでいま超勤の管理が厳しくなってるのって働き方改革なる社会運動のひとつの帰結であって、当該運動の目的は労働者の福利厚生という点にあったはず。そのさらなる帰結が上司の過剰労働か部下のサービス残業ですか。って怒り狂って(ないけど)、退庁後の係長に事情を説明し。したら、事情はもともと理解してたつもりだが、課長がうるさいのでストップをかけました、だと。
まぁ社会人15年目くらいの俺、仕事に不条理はつきものだってことくらいさすがに一定理解しており、あらゆる不条理を許容できないほどナイーブではないつもりなんだけど、とは言えこれは部下の福利厚生にかかわるというか…要はこの不条理による被害者は俺が守るべき部下であり、そして加害者は隣の席の係長なのか課長なのか、いや俺かもしれない、という話であって、そんな不条理を不条理として漫然と許容できるほど厚顔無恥でもないつもりなので、俺としては敢然と係長に意見した。必要なら僕から課長にいいます、なんつって。
結果まぁ、部下ちゃんの超勤は公式に認められまして、とりあえず良かったかなと思ってます。まぁ今後も厚顔無恥にならないようにしていきたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?