No.3麒麟/耀「穏やかな護り、豊穣の器」
扉絵の説明通りで、初めて書いた神獣です。
「形は鹿に似て大きく背丈は5mあり、顔は龍に似て、牛の尾と馬の蹄をもち、(中略)・・・背毛は五色に彩られ、毛は黄色く、身体には鱗がある。古くは一本角、もしくは角の無い姿だが、後世では二本角や三本角で描かれる例もある」(Wikipediaより)
特徴を裏切っているのが、黄色い身体じゃなかったことですね。実は、聳孤(しょうこ)という青い麒麟もいるそうです。だから、正確には、麒麟とは違うようなのです。ということで、かなり、オリジナルな感じになりました。
特に、五色といわれるたてがみに当たる部分を、蛍光色にしてみました。おかげ様で、キャラクター色が強くなりましたね。銅像の麒麟さんの写真を参考にしました。比較的、ずんぐりむっくりな印象です。でも、この感じで、5mあるとしたら、結構、大きいことになりますね。私は、ヤギぐらいのイメージで描きましたが・・・。
下書きをしたまま、1か月以上悩んでいましたが、なんとか、書き上げた感じです。これを描いたことで、No.1の金龍などを書くこともできるようになりました。比較的可愛い感じになりましたね。これが、子どものようなイメージなら、もう少し、かっこよく、大きな感じのバージョンもあってもよいかなと、同時に思っていたので、そのうち、描くと思います。なんてったって、365枚ですからね。
実は、耀くんは、名前を先出しで、今後の連載の重要人物として、出てきます。この麒麟さんとしては、左側からしか、観れていませんが、実は、右側から見ると、印象が変わる設定になっています。ちなみに、スメラギ皇国の神獣は、麒麟となりました。
超ネタバレになりますので、イラストなどの掲載は、今回できませんが、特に、メンバーシップの方は、お楽しみになさってください。
「穏やかな護り、豊穣の器」
「普段の性質は非常に穏やかで優しく、足元の虫や植物を踏むことさえ恐れるほど殺生を嫌う」(Wikipediaより)
本当に、優しくて、穏やかなのですが、この麒麟を模した置物を家に於いておくと、邪気を祓い、悪いものを倒してくれるという、家を護る強い味方となるようです。とても、かっこいい、素敵な神獣さんだと思いませんか。
中国の擇日(たくじつ)という、吉日選びに使われる「通書」に「麒麟日」というものがあります。この日に、麒麟にお金の器を大きく、頑丈にしてもらうようにお願いをすると良いそうです。
タイトルは、この穏やかな性質でありながら、家を護ってくれ、さらに、お金の器をしっかりとしてくれるということから付けました。人として、このような素晴らしい男性がいたら、かっこいい、ということも、創作意欲を掻き立てる、キャラクター性の強い神獣だなと思っています。
みとぎやのしあわせの365枚の絵 3/365