バック・トゥ・ザ・原始 ネイチャー vol.4
レムリアと一緒に私はテーブルについた。
(さぁなんでも食べて)
しかし、お金が、、、
(ふふ、この時代の世界にお金は無いのよ)
えっお金が無い!?
(そうよ、この時代の世界にはお金という概念が無いの、だから全てタダでサービスが受けられるのよ)
そうなのか、ではみんなどうやって生きていくことができるのだろう、
(この世界の存在は、全て満たされているから、思いやりを交換するだけでいいのよ)
そんなことってあるのか、
私は半ば信じられなかった。
(さぁ今あなたが食べたいものをイメージしてみて)
私は言われた通り、食べたいものをイメージしてみた。イメージしたのはカツ丼だ。
すると、目の前の小型の3Dプリンターのようなものから、青白い光が報酬され、
だんだんと、カツ丼が晶出された。
えっなんだこれは!?
(ふふ、それがイメージの力よ)
イメージしただけで欲しいものが手に入るなんて信じられない。
(私たちには元々イメージしたものを具現化する能力があるのよ)
レムリアはニッコリ笑って言った。
(もちろんあなた達にもその能力は備わっているわ、だけどそれを忘れさせている存在がいるのよ)
忘れさせている存在!?
(そうよ、あなた方の世界を三角の世界に変えてしまった支配者達の力でね、)
三角の世界!?
(そう、私たちは元々丸い世界で生きてきたのに、それを三角の世界に変えてしまった存在がいるのよ、今からそれを説明するわね、)
果たして、三角の世界とはなんなんだろう。
カツ丼に手をつける気にもなれず、私はレムリアの話に聞き入った。
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