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ミライの源氏物語
山崎ナオコーラ 著
この本を読むきっかけはNHK大河ドラマ「光る君へ」になります。主人公は「源氏物語」を書いた紫式部の生涯を描いたドラマです。(余談ですが、初回視聴率12・7% 63年以降で歴代ワースト)
「源氏物語」は、役千年前に書かれた物語で紫式部が一人で書いたとされています。何かと話題になったので検索したら山崎ナオコーラさんが「ミライの源氏物語」という本を出版していたので早速図書館から借りて読みました。やっぱり話題となっていたため一ヶ月ほど貸し出し中だったので待ちました。
源氏物語の原文は当時の言葉を使っていて現代の言葉使いと違うためわかりにくいとされています。読みにくさのもう一つの要因に社会規範があると言っています。現代は多様性の時代と(最近)言われていますが「源氏物語」は一千年以上前の物語ですが今の社会規範と全く違うところがあります。現代小説では犯罪として書かれる内容がかなりあり(マザコン、ロリコン、ルッキズム、厳然とした身分制度etc)この読みにくい内容を山崎ナオコーラさんは社会規範をひとつづつ取り上げ独自の「ナオコーラ訳」を通して解説していきます。源氏物語を知るきっかけを掴むにはちょうど良い本だなと思いました。
山崎 ナオコーラ(やまざき ナオコーラ)エッセイスト、小説家
エッセイ『ミライの源氏物語』が、Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞している。
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