失敗しない私なんていない〜ADHDと吃音から学んだ人生のヒント〜
こんにちは、唐揚げレモンです!
今日は、こんな話を書いてみました。
私が育った家は、表面的には愛情深い家族のように見えました。しかし、両親は教師で、私は常に「親の顔に泥を塗らない子ども」でいることを強要されました。勉強で成績を取ること、失敗しないこと、それが何よりも重要だとされ、愛されるためには「完璧」を求められていたように感じていました。
「完璧」を追い求める中で、私には大きな壁がありました。それが「吃音」です。言葉が詰まったり、うまく出なかったりする自分に対して、無意識のうちに恥ずかしさや劣等感を抱くようになっていました。周りから特に何も言われなくても、言葉がうまく話せない自分が「弱さ」だと思い込んでいたんです。そんな自分を隠したくて、必死に他の面で「完璧な自分」を演じるようになりました。学校でも家でも、誰かに弱さを見せることが怖かった。
さらに、私は「ADHD」の特徴を持っています。人一倍感覚が鋭い代わりに、集中力が続かず、衝動的に行動してしまうことが多い。それが子どもの頃は特に強く、友達との関係もぎくしゃくし、家庭でも不安定な感情に悩まされていました。自分のペースで物事を進められず、いつも焦っていた。今振り返ると、「できない自分」がどんどん大きくなっていくのがわかります。
夫との関係—感情の波と共に
そんな私が出会ったのが今の夫です。彼もまた、ADHDを抱えているという点では共通していましたが、彼のタイプは「衝動型」。感情が高ぶると、どうしても抑えられないことが多く、些細なことで物を投げたり叫んだりすることがありました。私はその度に驚き、どうしていいのかわからず、言葉を飲み込んで静かにしていました。私の「静かにしなければ」という思いが、ますます自分を押し殺していったのです。
そんな時、私は「一緒に病院に行こう」と決心しました。しかし、最初のうちは夫は頑なに病院に行くことを拒みました。薬を使うことやカウンセリングを受けることへの不安から、全くその気はない様子でした。私は一年間、必死に説得し続けました。でも、どれだけ言ってもダメで、その度に「行かない!」と突っぱねられるばかり。正直、私はかなり疲れました。
そこで、私は思い切って義父に相談することにしました。
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