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【語学】紙の辞書に立ち戻る
多分今までで一番英語を勉強したのは、高校3年生のときだったと思う。
受験に向けて、壊滅的な数学をなんとか補うべく、得意の国語と併せて、数学よりはましな英語を伸ばすことにしたのだ。
以前も少し書いたけれど、英語にもっていた苦手意識は、夏期講習のおかげで払拭。
あとは地道に自分に詰め込む作業さえすれば、点は伸びる、となぜだか確信していた。
来る日も来る日も英語の長文を読み込み、徹底的に知らない単語を調べて叩き込む日々。
そのときに使っていた紙の辞書は、色とりどりのラインマーカーが引かれ、何度もめくっていたため、くったくたになっていた。
それは私にとっては勉強したことの証、勲章で、受験前のお守りのようにも感じられた。
ところが。
最近ちょこちょこしている英語の勉強では、紙の辞書を引く機会は全くない。ネットで調べれば意味がすぐ出てくるし、フリーの翻訳ソフトだって優秀だ。
でも、だからだろうか。
頭の中に、単語があまり定着していかないのである。
昔と何が違うのだろう?と考えた結果、一つの結論にいきついた。
老化…ではなく(と信じたい)、辞書を引く機会がないのだと。
分からない単語を認識して、自分の手で探して、線を引きながら関連の内容も目を通す。
この一連の作業がインプット作業としてはかなり優れているのでは?と思うようになったのだ。
そんなわけで、久々に購入しました。
英語の辞書。
みんな懐かしくない?
これがくったくたになる日がくるのか分からないけれども、久々の辞書の厚み、匂いにちょっとばかしうっとり。
私は何事も形から入るタイプなので、これで勉強にも気合が入るはず!(多分)
それでは。