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作家を目指して 私の好きな作家・作品編⑤「コンビニ人間」

「私の好きな作家・作品編」は、60年生きてきて、今までに感銘を受けた、印象深い作家や作品を投稿しています。5回目は村田沙耶香著「コンビニ人間」です。

 「コンビニ人間」というタイトルが面白く、第155回芥川賞受賞作ということもあり、手にしました。「コンビニエンスストアは音に満ちている」で始まり、チャイムの音や店員の掛け声、バーコードをスキャンする音など、「コンビニ」という空間を音で表現する手法が斬新だなあと、とても印象に残りました。

 全編を通して、五感を使い分けた表現が随所にみられ、話の内容よりも「こういう小説の書き方があるのだ」と私に気付かせてくれた作品です。同じ場所にいて、同じ風景を見ていても、捉え方は各自違う。私なりの表現って何だろう? 今も自問自答しています。

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