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ポケモンクリスタルをレビュー


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ストーリーの大筋はこちらと同じ。

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 今作より先に女性主人公を導入したポケモン系ゲーム。


〇ゲーム情報

  • ゲームハード GBC(GBAでも遊べるが、金銀と違い、SGB、GB、GBPは不可)、3DSバーチャルコンソールが配信されていた

  • 値段 3990円、バーチャルコンソールは1389円

〇ゲームの登場人物

金・銀とほぼ変わらないが、変わった点はこちら。

  • 女性主人公 下結びのツインテールにした、もう1人の主人公。彼女を選択すると男性主人公が一切出ない。

  • ライバル 金・銀と同じライバル。サンリオタイムネットのように選ばなかった性別がライバルになることもない、赤髪の男性で固定。勿論、動向も金・銀と同じ。

  • ミナキ 金・銀には登場しなかった。エンジュシティジムのマツバの友人の男で、スイクンをこの上なく愛し、スイクンを追って10年も旅をしているんだとか。スイクンを追って各地を旅する男。ホウオウにも興味がある模様

〇金・銀と変更点

物語の大元は同じ。曜日や時間イベントもほぼ同じ。スイクンを始め、3犬も初期レベルは40も同じ。

  • 女性主人公が導入。金・銀と通信交換もできるが、女性主人公の場合、金・銀側にデータがないため、受付で男装してくれと頼まれ、一時的に男性主人公となる

  • 街や道路、ダンジョンなどに入ると〜シティや〜道路と案内が出るようになった

  •  パッケージに多く載っている、準伝説のポケモン、スイクンのイベントがあり、スイクンは放浪ポケモンでは無くなり、ゲット難易度が下がった。他のライコウ、エンティは相変わらず放浪だが。

  • その都合で焼けた塔に行くのはストーリー進行フラグになり、金・銀ではライバルをスルー出来たが、必ず戦うことになる。

  • アイコンやグラフィックがちょっと修正されている

  • ポケモングラフィックは金準拠だが、敵側のポケモンが動くようになった。設定でoffにすることも出来る

  • ニューラなど金・銀では2部のカントー編の最終盤にしか出なかったポケモンが1部で入手できるようになったり出現の調整がなされている

  • マリル、ブルーなども出現率が調整されている

  • フスベシティでの神速ミニリュウのイベントがある

  • 伝説ポケモン戦に専用BGMが追加

  • ホウオウとルギアもどちらも出現するが、どちらも初期レベルは60と固定になっている。

  • ルギアを自力で捕まえる方法は金・銀と変わらないが、ホウオウはライコウ、スイクン、エンティを自力で捕まえてくるが条件で鬼畜。

  •  後作のトレーナーメモになる、ポケモンと出会った場所やレベルを教えてくれるお見通し婆さんがどこかの街にいる。

  • ぼんぐりはあるだけガンテツに渡せるようになった。時間も同じ。但し、ボール性能は何も変わってない。

  • ポケギアでの電話機能が拡張され、再戦の申し込み、大量発生以外のイベントも起こり、進化の石をくれたり、コガネ百貨店の割引などを教えてくれたりと有益なこともあるが鬱陶しいのは変わらない

  • ゼニガメ如雨露の入手方法が少し変わってる

  • ラジオ番組にアオイの合言葉が追加されていて、サブイベントもある。

  • 氷の抜け道の難易度が下がった

  • 竜の穴やアルフの遺跡で行ける場所が増えた

  • 当時は携帯と繋げることでオンラインサービスができるようになった。

〇個人的評価

評価はS(最高)→A→B→C→D→E(最低)

  • ストーリー S

  • グラフィック(当時基準) S

  • ゲームバランスや難易度 B

  • 操作性 S

  • 世界観 S

  • BGM S

  • ゲームの面白さ S

  • やり込み要素 A

  • 総合評価 S

  • 適正価格 3050円(金・銀とほぼ変わらないが、女性主人公存在は大きい)

〇良い点

  • 女性主人公が追加されたので、女性ユーザーのハードルも低くなったり、男性でも女性主人公で遊んでみたいと要望を叶えている。後作でも当たり前の如く登場している。この後作のルビサファ(ORASのみプレイ)はサンリオタイムネットのように選ばなかった性別がライバルになるが、他は固有のライバルがいる設定が殆どだが、必ず女性主人公は登場している

  • お見通し婆さんが登場し、ポケモンとの愛着が湧きやすくなっている

  •  スイクンは勿論、ライコウやエンティもフィールドグラフィックが変わっていて、それっぽくなっている

  • 敵側として出てくるポケモンのアクションが可愛らしくできている。ウパーが口をパクパクさせたり、ポッポが羽を動かすシーンなどが印象的

  • スイクンのイベントは主人公にいつか捕まえに来いというのが分かる演出が良い。焼けた塔でライバルとの勝利後、穴が開き主人公だけで落ちていき、スイクンに初対面するのだが、強いポケモンしか興味がなく、愛情は無いライバルをスイクンは最初から見定めてなかった様子が伺える

  • スイクンの捕獲難易度は下がった。金・銀はライコウ、エンティ同様にジョウト地方放浪なので難易度高かった

  • 伝説ポケモンの特別BGMの質が良い

  • OPも金・銀とは異なるOPでスイクンを中心のOPが良い

  • ガンテツのボールを簡単に量産できるようになった。

  • 街やダンジョン、道路なども〜シティ、〜番道路など名前が出るので、分かりやすい

  • 前作の氷の抜け道の難易度が下がった。

  • アオイのサブイベント、アルフの遺跡の小部屋に入れるなどもクリスタルのみのイベント充実している

  • ポケギアの有用性も増え、進化の石が気軽に取れるようになり、イーブイやクサイハナなども進化させやすくなった

  • ニューラなどの2部のカントー編の最終盤しか出なかったポケモンが1部で出るようになったり、マリルやブルーなども調整されていたり、ポケモンの存在感が余すことなく出している

  • ホウオウとルギアの初期レベルが60固定になったため、60前後のポケモンを用意すれば良いので、金・銀のように40前後と70前後を用意する必要はなくなった。

×悪い点

  • ガンテツボールの性能は何も変わってない。

  • 金・銀にはデータさえなく、女性主人公を出すことは無かったので仕方ないが、金・銀との通信交換の際は女性主人公は男装をさせられてしまう

  • ぞくぞくヒーローズと違って、選んだ性別でストーリーが変わったり、敵対するキャラが変わることは無い

  • 選ばなかった性別は全く登場しない。ライバルは固定にしても、選ばなかった方は別の形で出して欲しかった

  • ポケギアの有用性は増えたが、当然、かかってくる頻度も増え、不定期で電話する頻度も増えて、ここからダンジョン攻略するかとなったら電話でいちいち鬱陶しい

  • 2部のカントー編は相変わらずロケット団の残党討伐とジムリーダー討伐しかなく薄い

  • 四天王の難易度も変わらず、2部終盤ではもはや金策と経験値のカモになっている

  •  ホウオウの出現方法が鬼畜。スイクンは兎も角、ライコウとエンティを自力で捕まえるのは至難の業。図鑑コンプするだけなら友人に頼んで、ライコウ、エンティ、ホウオウを取っても構わないが、ライコウとエンティは難易度高いので、引き受けてくれる友人はいる、人脈はもっと大変

〇総評

金銀自体が元々評価が高いゲームで、ますます調整して、洗練されたゲームと言える。
このゲームの1番の目玉はやはり女性主人公。
ここで初めて女性主人公を導入し、大抵が物珍しさに女性主人公で遊んだ方がほとんどだと思う。
ドラクエ5のように妻を探して、子供を作るなど女性主人公だと支障が出るストーリーもないので、前々から導入して欲しいと意見はあったと思われる。
 ルビサファから女性主人公を導入すれば通信での問題は解決できたのだろうが、ポケモンに似たゲームもひと足早く導入していて、やはりこの意見が多かったので足早に導入したのだろう。
他にも金・銀で影が薄かったニューラなども調整され、ますます遊びやすく自由度の高いポケモンになったので、遊ぶ機会があったら遊んで欲しいと思う。

〇次回予告

真・三國無双3をレビューしていく。


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