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▼ 文献情報 と 抄録和訳
変形性膝関節症管理における臨床的意思決定の指針となる情報の根拠;ブラジルの理学療法士を対象とした調査
Monteiro NRO, Pegorari MS, Ohara DG, Ferreira VTK, Matos AP. The basis of information to guide clinical decision-making in knee osteoarthritis management: A survey with Brazilian physical therapists. J Eval Clin Pract. 2021 Dec;27(6):1216-1222.
[ハイパーリンク] DOI, PubMed, Google Scholar
[背景・目的] 根拠、目的および目標理学療法士の臨床上の意思決定を支援するために、いくつかの健康情報源が利用可能であり、エビデンスに基づく診療(EBP)を利用することの重要性が顕著に増加している。本研究の目的は、ブラジルの理学療法士が変形性膝関節症(OA)管理のための臨床的意思決定の指針として最も利用している医療情報源、Physiotherapy Evidence Database(PEDro)の利用、臨床診療ガイドライン(CPG)の存在に関する知識、および関連因子を調査することである。
[方法] 電子調査を用いた横断的研究を実施した。ブラジルの地域理学療法協議会に登録している理学療法士に参加を呼びかけた。社会人口統計学的データ、職業訓練、健康情報源、PEDroの使用頻度、およびCPGに関する知識を収集した。データの記述的分析を行い、変数間の関連性を確認するために、カイ二乗検定、多項ロジスティック回帰および二項ロジスティック回帰を用いた。
[結果] アンケートは370名の専門家によって行われました。ブラジルの理学療法士が最も利用している健康情報源は、臨床経験、講座、書籍の3つだった。これらの専門家のうち、PEDroを頻繁に使用しているのは12.1%に過ぎず、60.5%は膝OA管理のCPGが存在することを知っていた。教育水準は、PEDroの使用およびCPGの存在に関する知識と関連していた(P < 0.05)。
✅ 図. 膝OA管理のための臨床的意思決定の指針として最も利用された健康情報源は、個人の臨床経験(29.7%)だった。理学療法士が2番目に考えた情報源は講習会(23.7%)で、3番目には書籍(23.7%)が使われた。
[結論] 本研究の結果は、ブラジルの理学療法士が膝OAの臨床的意思決定の指針となる研究エビデンスに関与することが著しく不足していることを示した。研究エビデンスと臨床実践の間のギャップを縮めるために、教育の必要性と新しい戦略の開発について、さらなる調査を行う必要がある。
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独学大全
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最新の知見が書籍になるまで、5-10年ほどかかる。
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今回の結果は、まだまだ、その部分が不足していることを明らかにした。
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