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正反対の意味を併せ持つ英単語をリスト化する。

今回は、英語を読む中で、「あれ、この単語は相反する二つの意味を持つやん」と気がついた単語をいくつか挙げていきたいと思います。随時見つけ次第、追加していく予定です。順番は思いついた順となります。


1  arguable

argue という動詞には、「論争する」という意味と「論証する」という意味があります。この二つの意味は特に相反しないですが、arguableという形容詞になると相反する意味を持つことになります。
「論争する」の意味のargue に-able がついたとみなす場合には「論争の余地がある」という意味になります。要するにまだ確実ではない、という意味です。
一方で「論証する」という意味の argue に -able がついたと考える場合には「証明可能な」という意味で、要するに「確実な」という意味になります。
ですので、it is arguable that … という文が出てきようものなら、どっちが言いたいのかよくわからなくて困ります。
ちなみに副詞の arguably は「確実に」の意味しかないようです。

2  rent

rent は「(お金の授受をともなって)貸す」という意味と「(お金の授受を伴って)借りる」という意味があります。

3  consult

consult には「相談する」という意味と「相談に乗る」という意味の二つがあります。私は正直前者の例しか見たことがないですね。

4  comprise

これは少し分かりにくい例です。comprise には「〜を構成する」という意味と「〜から構成される」という意味の二つがあります。

  • 全体 comprise 部分

  • 部分 comprise 全体

という形で、compriseの意味によって、SとOの立ち位置が逆になるのが特徴です。

5  spare

spare は SVOO の文型で使われると正反対の2つの意味を持ちます。

  • Could you spare me some minutes? といった時には、spareは「わけてやる」の意味です。

  • Spare me the horrifying details! といった場合には。spareは「与えないでおく」という意味になります。

目的語が好ましいものなのか、それとも嫌なものなのかで意味を見分けましょう。

6  overlook

overlook には「見落とす」の意味と「ざっと目を通す、監視する」の二つの意味があります。ちなみに look over には「見落とす」の意味はありません。ついでに言うと、overwatch, oversee には「監視する」の意味しかありません。


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