2つ芽ぁのものがたり
『 ちょぴり安堵な ほほ笑みを 』
『 お城に憧れるんだよねぁ 』
1つ 1つ 丁寧に
不安の塊を積み重ねてぐらつかないよう
バランスを考えたトコロで安心の
お城ができるのではないと解りました
安心のお城には安心の塊が必要で
基となる木枠の部分がもっとも重要となります
な・の・に・・
『 図面って 自分で描くの?? 』
塊を選ぶ段階で設計図を持っていないコトに
今更ながら驚いた自分がいました
『 どしたら 良いの 』
瞳が半熟状態のまま白紙の王様に問いかけました
王様は“ 図面の前に
もぉと大切なコトに氣づくコトが必要なのじぁ”
・・ぁと 白紙の紙をグチャリと丸めて
ポィぁッとしちゃいました
『 あぁ ・・捨てないでー 』
グチャリと丸められた白紙の紙を広げていると
王様は“ 丸められた紙で描けるのかぁ ”・・ぁと
逆に新鮮な驚きで聴いてきます
『 描けません? ケド 』
疑問符をクエスチョンで答えると
王様の黒い瞳がパぁッチンと閉じてしまいました
『 瞳は 開けといてください 』
素直にお願いをするとパチンぁと開けてくれました
王様は“ お城をイメージしてみろぉ ”・・ぁと
イメージの説明をしてくれた後にゆわれました
イメージとは心の中に想い浮かべる
情景で直観的・具体的に想い描くコト
『 お城 観たコトなかったカモ 』
お城の名前だけを知ってたと正直に伝えてみました
王様は深いため息を堪えながらも
“ 観たコトないのなら仕方がなぃ”
“ お城ではない自分の想いはあるかぁ ”・・と
浅いため息を籠らせながらも問いかけられました
『 えっ・・と ほほ笑みかな 』
その後もしどろもどろな発言を並べるも
王様は“ それを曖昧ぁ ”・・ぁと
ゆうのだと中断されてしまいました
曖昧とはモノゴトがはっきりしてないコト
ぼやけたままでいるコトである
『 はい 曖昧でした 』
言葉をひとつに集めて持ってると
王様は
“ 必要がないなら捨てる勇気が必要じゃ ”・・と
なので
曖昧な言葉の全てを捨てるコトとなりました
王様は“ あらためて言葉を述べょ ”と
空気な椅子に座りながらゆわれています
『 あの 言葉が浮かんできません 』
捨てた直後の頭は空ぁぽなのだと伝えるも
王様は“ 頭ぁで考えるぁー”
“ 直観で述べょ ”・・ぁとゆわれています
でも 砂粒のナミダがこぼれ落ちるので
『 浮かんできませーん 』
くちびるを噛みしめてしまいます
王様は“ 浮おるのだがなぁ ”・・と
深いため息を深呼吸に替えました
こっちも深く・・悲しんでしまいます
王様は“ ならば願う想いを述べょ” ・・と
またもや問いかけてきてくれます
ごちゃまぜな頭が邪魔だと伝えるも
“ 頭で考えるなぁ ”・・と一喝が飛んできました
『 頭があるもん 』
頭が悪い理由ではないけれど納得がいきません
王様は
“ 頭が必要な時に使えば良いのだぁ”・・ぁと
平然な口調で答えてくれます
『 王様のお城は どんなお城なんですか』
なんとなく想うがままに聴いてみたトコロ
王様は
“ お城なんてなぃー”・・ぁと
強くも あっさりと答えます
まさか王様なのにお城がないなんて!
『 必要ないのですか?』
あまりの驚きに質問をしてしまいました
王様は
“ お城は必要なぃー ”
平然と冷静にゆわれています
『 必要ではない 』
まごまごと動揺していると
王様は“ 漠然ぁー ”・・ぁと
中断されてしまいました
漠然とは広くて とりとめのなぃコト
話の筋が とらえにくいコト
『 はい 漠然でした 』
言葉をひとつに集めて持ってると
王様は“ 氣づくコトが大事なのじぁ ”・・と
今 図面を描く前に大切なコトは自分にとって
ほんとうに お城が必要なのか 必要ではないのかを
自分自身で解るコトが大事である
それを決めるには時★間が必要なのだと
その次の段階で白紙の紙が必要なのカモ解ると
ひと粒の真ぁ白なカケラの滴を持たせてくれました
『 はぃ また逢いに来ますねぁ 』
ちょぴり安堵な ほほ笑みで
白紙の王様に感謝のお礼をイタシマス
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