あの人の機嫌が悪いのはあなたのせいじゃない
最近、職場で怒りをぶつけられ、人格を否定され、挨拶さえ無視されるということがありました。いい大人というか同い年の人です。いつになっても損な役回りだな、と思います。当たられる人と当たられない人って何の差なのでしょうね。
「あなたにはね、なんでも言っていいっていう雰囲気があるのよ、甘えられているのよ、あなたは優しいし」…なんて何の足しにもならないフォローをされることもしばしばです。ただ気が弱い人と言われているだけじゃないですか…。こちらは心身ともに擦り減りますよ。
気分や機嫌で周りを振り回す人は、自己中心的でわがままな人に他ならないと思います。空気を読んで周りに合わせろということではなく、マイナスの感情を剥き出しにするのはいかがなものか、ということです。
今回感情をぶつけられた私に非があるとすれば、その人の意見に異議を唱えたからでしょう。これまであまり反対意見を言わなかったのに、急に意見をされたから驚いたのでしょうかね。それでも、そこはやはり大人なので、感情のまま行動すべきではないと思うのです。
私の両親も感情をそのまま子どもに見せる人達でした。自分の思い通りにならなければ怒りにまかせて怒鳴る、無視する、父親の場合はそれに加えて手が出る足が出る…。気に入らないことをすると無視されたりするので、親が「いい」ということをして、駄目と言われることはしない、親にとってはいい子だったと思います。
今でこそそれが正常ではないことがわかりますが、当時はわからなかったです。こういう子どものことをアダルトチルドレンというのですね。そう自分を認識したのはごく最近のことです。
結局のところ、私が当たられやすくて衝突を避けて意見を言えない理由はそこに行き着いてしまうと思うのですが、これについては毒親と併せてまた今度書きたいと思います。
自分の意見を通したり、感情に任せて人を貶めようとする人は、決して自分が悪いとは思いません。「怒らせるあなたが悪い。イラつかせるお前が悪い。」そんなことを言っています。
相手が急に怒り出して当たられるようになったら、精神的にも身体的にもツラい状況になるでしょう。小さなことだったはずが、いつの間にか自分だけでは対応できないいくらい大ごとにだってなりえます。イジメもパワハラも同じような原理ではないでしょうか。
自分自身が崩れる前に、下の2つのことを参考に早めに対処して欲しいです。昔からどこでも言われていることですが、行動するのは難しいしタイミングもあるでしょう。私は中学生の頃から自分を守るためにやっていて、これでずいぶんと楽に生きられるようになっています。
チクる
堂々とチクリましょう。職場なら信頼できる上司に、学校なら先生に。ただチクるだけでなく、どういう時に配慮してほしいのかも添えると相談された人は対処がしやすいです。「私は今こういう状況でツラいです。ここでこういう配慮をしてくれませんか。」というように。会社で弁護士などに直接できるようなルートがあったら、利用するのがよいです。
逃げる
私の逃げ方は自分で言うのも何ですが華麗だと思います。めんどうな人からは逃げるが一番です。職場が何もしてくれないなら、とっとと転職しましょう。そのために色々な分野で働けるスキルを持っておくといいと思います。資格まで取れたらいいですが、そこまで時間がなければ、休みをとって異動願いを出すだけでもいいので行動してみましょう。親の場合は家を出ることですね。なるべく距離を取れるように早めに自立する準備をしてください。
喜怒哀楽すべて、感情というのは自分が生み出すものです。感情は自分自身のものであって、他人のものではありません。大体が独りよがりのものです。人それぞれ感情のスイッチは違います。
家族、恋人、友人にこんなことを言われたりしていませんか?「あなたは私を喜ばせてくれない。そんなもので私は喜ばない。私は楽しくない。理解してくれなくて私は哀しい。こんなこともわからないなんてあなたが悪い。わかってくれるまで口はきかない。」こんなことがあったら要注意です。
その人の感情のポイントなんて他人にはわかりません。感情の中で一番厄介なのが「怒」だと思います。相手がどんなに怒っていようが、それはあなたのせいではありません。アンガーマネージメントは自分自身で行うものだと思います。
芸人さんだったか、「自分の機嫌は自分でとるもの」と言っていた方がいます。本当にその通りだと思います。自分の機嫌を相手のせいにしないでください。相手のせいにしている人は、まるで罪人のように相手を責め続けます。これは私が実際に言われたことのある言葉ですが、「あなたのせいで私は怒っているのだから、私が許すまで永遠に償い続けろ」といったように…。
そんなことを言う人をずっと慕い続けられるでしょうか。その人は魅力的な人でしょうか。そんな人に振り回される時間は無駄だと思いませんか?
親、先生、パートナー、友人、上司、同僚…全ての人が怒って機嫌が悪くなった?もしあなたが何かきっかけを作ったのだとしたら、きちんと対話をして解決すべきことです。
あの人の機嫌が悪いのも、怒り狂って手がつけられないのも、決して、あなたのせいじゃない。
雪月風花✴︎
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?