たくさんの人があなたを大切に思っている事に気づこう!
私たちは、物事をフレームを通して認知しているようです。
フレームは過去の経験や、その経験から来る価値観、既成概念、思い込みなどで構成しています。
そして「反応」します。
僕は「納豆」が苦手です。記憶にはありませんが、人生のどこかで「苦手」と決めた瞬間があったのだと思います。それ以来、納豆を見ると「苦手だ」と思考が働き、「不快感」を感じ、身体が「緊張」するという反応が起きます。
納豆が好きな人は全く違う反応をすると思います。
このように、出来事(刺激)→フレーム→反応というメカニズムがあるようです。
僕の母は、子どもに過干渉なところがあるようです。心配性と言うかおせっかいと言うか。
僕が幼いころは、僕がやっていることに関して、母自身の勝手な判断で介入してくることが多々ありました。
そのようなことから、僕を自分の思い通りにしようとする母に対して嫌悪感を感じるようになりました。母に対して「嫌い」というフレームを創ったのです。
なので中学生ぐらいになると、母と話をするだけで「嫌い」という「フレーム」が反応して言い争いになったり不快な思いをするようになりました。高校生くらいの時は、ほとんど会話らしいものがなかったようにさえ思えます。
母との、そのような関係性は32歳で「自分が源泉」研修(当時は「シナジーⅢ」)を受講するまで続きました。「自分が源泉」研修では、「おせっかい」「過干渉」と思える母の行動は、子を思う「愛」から来ていることに気づくことができました。
そこから関係性が変わり、反応せずに母と話すことができるようになりました。
「自分を思い通りにしようとする母親」というフレームが「愛して案じていてくれる母親」というフレームに書き換わったのです。
この事を「床が変わる」と表現したりします。
フレーム(床)が変わるまで、僕は母が僕を大切に思っている事に気づくことがありませんでした。
しかし今では折に触れて、母が僕を大切にしてくれていることを感じます。
フレームは「捉え方」と言い換えることができますが、自分自身の「捉え方」が変わるだけで「世の中」の見え方が変わります。
「自分はたくさんの人に大切に思われている」というフレーム(床・捉え方)で世の中を見てみてください。
あなたを支えてくれる、たくさんの人の顔が頭に浮かぶのではないでしょうか。
そのことに対して自然と感謝が生まれますね。
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