見出し画像

本当の休息

喉が痛い朝、学校に行けないでもないが、積極的に行きたくもない。
寝ているほどでもないが手持ち無沙汰な時間に、受け身でない濃密な時間が詰まっている。

お腹が空いている時に、料理本を読んだらとてつもなく幸せだという話とか、風邪でもない私に「龍角散いる?」という気遣いだったり。仕事をしている側で何をするでもなく、時折ぽつりぽつりと話しかけてくる。

この何でもない時間。

学校で今日何があったとか、明日はどんなことがあるかとか
日々の伝達ではない、とりとめのない話。
目的のない話。
心の中にある言葉がぽつり。

音楽もない、静かな部屋の中で
癒しだけが広がっていく特別な時間。

必要なのは本当の休息。
何もない時間。


いいなと思ったら応援しよう!