青い鳥から学ぶ幸せになる方法
幸せってなに
こう思うことよくありますよね。
幸せになりたくてもなれない、
どうやったらなれるの、
と悩むことあると思います。
そこで今日は幸せとは何かを分かりやすく教えてくれるお話を紹介します。
「あおいとり」です。
まさに幸せに生きるためのバイブルです。
お話のなかに散りばめられている、幸せになる方法をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
お話の結末にも触れますので、未読の方はご注意ください。
あらすじ
クリスマスの夜、隣に立ち並ぶ裕福な家を眺めて、幸せな暮らしとはどんなだろうと思いを馳せる、貧しい子どもたちチルチルとミチルがいました。
二人は自分達の貧しさを忘れて、隣の光溢れる温かくて楽しそうなクリスマスを見入り、幸せな暮らしを想像しました。
そんな時、訪ねてきた魔法使いのおばあさんに、幸せになれる青い鳥を探してくれと頼まれます。
チルチルとミチルはいろんな国を旅します。
楽しかった思い出の国、贅沢三昧の国などに行っても青い鳥はいません。
見つかってもすぐに死んでしまったり、色が変わったりして本物ではありません。
そんな時、幸せの国についに辿り着きます。
そこにはたくさんの幸せがありました。
晴れた青い空を見上げる幸せ。
森を歩く幸せ。
寒い冬に手を暖めてくれる幸せ。
星空を眺める幸せ。
朝の光を浴びる幸せ。
そして、子を愛する母の幸せ。
だけど、そこにも青い鳥はいません。
なぜなら、
青い鳥がいなくてもすでに幸せだったからです。
次は、今から生まれる子どもたちのいる未来の国にいきました。
みんな幸せそうに生まれるのを待っています。
「幸せってなんのこと?」
と尋ねると
「分からない。生きてみなければ分からないものが幸せだよ」
これから生を受ける子どもはそう答えました。
この国にも探していた青い鳥はいませんでした。
結局、青い鳥を見つけられずに二人は家に帰ってきました。
がっかりしていましたが、朝起きると飼っていた鳥が青く輝いていることに気付きました。
そこで自分たちは青い鳥をすでに持っていたことを知りました。
チルチルがさっそく捕まえようとすると、青い鳥は逃げてしまいました。
せっかく見つけたのに、また逃げられたとチルチルは肩を落としました。
そんなチルチルにミチルは言いました。
「きっと帰ってくるわ、私たちの青い鳥だから」
上記があらすじです。
本当はもっと長いのですが、かいつまんで重要そうなところをまとめてみました。
引き寄せや潜在意識を学んでいらっしゃる方なら、あらすじだけで感じ取っていただけたのではないでしょうか。
幸せになる方法①
幸せをイメージする
幸せになりたいと誰しもが思うのですが、自分が幸せになったところを想像できますか。
想像とは創造です。
自分の中のイメージに感情が伴ってから、その状態を持続させることで、時間差で現実に具現化されます。
チルチルとミチルは何もない家の中で、貧しさを忘れて、隣の幸せそうなクリスマスが自分たちのものになったところを想像しました。
感情が乗って、思わずにこにこと笑顔が溢れました。
そして、その次の瞬間、魔法使いのおばあさんが現れて、青い鳥を探す旅に繋がりました。
今いる場所なんて関係ありません。
こんな自分が、と
自分自身が幸せになることを許せない人もいるかもしれせん。
だけど、
あなたが何者でも関係ありません。
生きている限り、幸せになる権利は誰にでもあります。
あなたが幸せになると、世界を幸せにすることができます。
それは、あなたの幸せな波動が周り伝わり、その波動につられて周りの人々も幸せになるからです。
遠慮なんていりません。
ぜひ幸せになった自分を想像して、その感情を味わってみてください。
そして、自分も周りの人々も幸せにしてください。
今は何も持たない自分でも、幸せになった感情を感じれば感じるほど、幸せな状態に近づいていくことができるでしょう。
幸せになる方法②
過去に囚われない
幸せだった過去に囚われてしまうことはありませんか。
幸せな体験を思い出して、
また同じようなことをしたい、
もっといいものにしたいなど、
次に繋がるような思いならいいのですが、
今とくらべて足りないものを嘆いたり、
今はもう無い、失くしたものを深追いしたりしていませんか。
チルチルとミチルが思い出の国で見つけた青い鳥は偽物でした。
幸せな思い出は忘れたくないですよね。
だけど、
忘れないのと囚われるのとは違います。
今を生きて、今ある幸せを感じましょう。
幸せになる方法③
欲望に振り回されない
贅沢や怠惰は誰でも好きです。
好きなものをたらふく食べて、好きなだけゴロゴロするのはこの上ない幸せです。
だけど、
それだけをしているのは幸せとは言い難いですよね。
チルチルとミチルもここには青い鳥はいないと、はやばやと見切りをつけました。
本能の赴くまま怠惰にするのは、本当の幸せではないと知っておきましょう。
幸せになる方法④
喜びを知っている
これをしているだけで、
気持ちがいい、
気分が良くなる、
これさえあれば他に何もいらない、
そんな自分が心から満足する喜びはありますか。
結論を言うと、
それが幸せです。
この世界に存在するものは、全て共鳴し合っています。
幸せな波動につられて、幸せな出来事が引き寄せられてきます。
まず、
自分はこれがあれば幸せだ
と思えるものを知り、それを味わいながら生きてみてください。
自分で自分を喜ばせてください。
好きな音楽を聴いてその旋律に酔いしれ、
好きな映画を観て感動で涙を流し、
好きな紅茶の香りを心ゆくまで堪能してください。
もちろん、身体を動かすことが好きなら、ぜひ好きなスポーツを思い切りしてみてください。
きっと現実がまるで変わってなくても幸せなはずです。
好きなことが分からない、
できない、
したくても物理的に無理ということもあるかもしれません。
そんな時は、ちょっと立ち止まって深呼吸をしてください。
そして、こちらを読んでみてください。
上記の文を読んでいるだけで、心が暖まりませんか。
何かしようとしなくても、今いる場所で感じられる、身近な幸せがあなたの側にもあるはずです。
その幸せは、あなたを放したりしません。
何があってもあなたを幸せにしてくれるものです。
ぜひ自分の周りにある幸せを見つけ出して感じ取ってみてください。
幸せになる方法⑤
義務に縛られない
やりたくもないのに、やってしまっていることはありませんか。
最後、青い鳥を捕まえようとして、逃げられてしまいます。
この捕まえようとする行為は義務感です。
チルチルは本当に青い鳥を捕まえたかったのでしょうか。
おばあさんに渡さなければならない、
なんとしても幸せになってやる、
など、自分でも訳がわからない脅迫観念にかられていたのではないでしょうか。
だけど、そんな脅迫観念は青い鳥(=幸せ)を逃す行為です。
人に言われてしている、
いいことだと聞いたのでやっている、
自分の心が苦しいのにし続けていることはありませんか。
その行為は、残念ながら頑張っていても幸福度が低く、生産性もないです。
どうも今自分は幸せじゃない、
そう感じた時は、
ちょっと手を休めて、
幸せになる方法④の心から喜びを感じることをしてみてください。
気持ちが癒されて、心が休まるはずです。
気持ちが落ち着いて、ちょっとやる気が出てきたら、本当はどうしたいのか、自分自身に尋ねてみてください。
きっと自分を大切にしてくれたあなたになんらかの答えをくれるはずです。
そしてそれは、幸せな未来をつくる大きな一歩になるでしょう。
まとめ
幸せというものは、実態のない概念です。
どうやったら見つかるの、どこにあるのと嘆きたくなりますが、
幸せは探して彷徨うものではありません。
このお話でいうと、幸せな人は青い鳥の存在を認識していません。
ただ、自分達の喜びの中にいるだけなんです。
ただ青い鳥(=幸せ)のその存在を感じとるだけで充分なんです。
こちらの「あおいとり」のお話、幸せを見失った時、ぜひ読んでみてください。
忘れていたものを思い出させてくれることでしょう。