第6節 認めること
2学期が始まるといつもの日常が帰ってきます。ひとまわり逞しくなった受験生を見ると嬉しい気分になるのは多くの講師が持つ感情だと思います。
夏期講習を通して、気付いたことがありました。
それは「自身の弱さを認め受け入れる勇気」を持っている子があまりいないということです。
私自身は有名な大学を出ているわけでもなく、別にたいして頭も良くはないのだが、まあプライドだけは一人前で。
そういうこともあって自分ができないことに対峙すると、自身の存在理由を疑問視するほどのやわやわなメンタルをしています。
なので、自分ができないということを認めるということは自身の無力さを認めるようで怖いという気持ちを持つことがあり、その意味で今の受験生の気持ちは痛いほどわかります。
でもここでその課題に向き合えるかが今後の伸びに繋がります。
もちろんそれは私自身も。
弱さを認めることが次のステップへの鍵になります。