第2節 極めると云うこと

データサイエンス業界に足を踏み入れて約半年。
後悔10割というのが本音。

後悔と言っても、やらなきゃよかったとか職業を変えなきゃよかったとか、そういう類のものではなく、今までの自分の生活に後悔をしている。

ご存知の通り、この界隈の技術の進展は予想を凌駕するほどに早く、日夜勉強することが求められる。ところがそうした最新技術に触れるためにはやはり古典技術に精通している必要があるわけで、そこを勉強していると先を行く人とはどんどん差が生まれてしまう。

ところで、学ぶことの素晴らしさってなんであろうか。知らなかったことを知れたこと、知ってたことをもっと深くまで知れたこと、色々あるのだろうが、私が思う学びの素晴らしさ、それは

「「学んだことは誰にも奪われないことだ」」


困難で不確実な世の中だからこそ、私たちはどの道においても学ぶことをやめてはならない。それは先人に追いつくためだけではなく、自分の人生そのものを豊かにするためにだ。

道を極めるとはそういうことを言うのだと思う。
私は道を極めたことがないから、生涯かけて好きなものに向き合えたらと思う。

たとえ極められなくても、極めたいものを見つけることができればそれは僥倖なのではないだろうか。

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