第1節 VS.G検定
この記事ではG検定受験について私が感じたことを書いていきます。
◆試験の概要◆
正式名称?は、
JDLA Deep Learning for GENERAL 2023#1
となるそうで、今年は年5回に受験のチャンスがあります(公式サイトにて日程等確認できます)。
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◆得点状況◆
次にスコアレポートです。
(特定を避けるために一部隠しております)。
◯筆者のプロフィール
◆実際の勉強内容◆
①ディープラーニングG検定 最強の合格テキスト(通称緑本)
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ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の合格テキスト[明瞭解説+良質問題]
この本をメインに使っていました。
余白が多いので他のテキストや問題集などで得た情報を集約するのに最適だと思ったからです。
とりあえず読むことからはじめました。
上述の通りIT初心者だったので、正直読むもの全部が大事に見えたし、全部マーカー引きたくなる気持ちになりました。
何を言ってるか全然分からないこともたくさんありましたし、読み返しても理解できないこともありました。こういった痛みは我慢してとりあえず読みます。
一周目はマーカーを引くのは我慢して二週目以降に引くのがいいかも。私の本はあちこちマーカーだらけでどこが大事か分かりにくくなってしまいました。
②これで完璧 ディープラーニングG検定最強の「合格」問題集
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これで完璧 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の「合格」問題集
①に対応する問題集です。
受験する日の1カ月くらい前に出たのでこれをメイン問題集に据えてやってみました。
◆第1フェーズ「記憶」◆
この問題集の一番使いこんだのは、各章の最後にある一問一答のようなところです。
上述の通りIT関連の用語に疎く全然知らない単語ばかりだったので、どこが大事でどこが大事じゃないかというのもわからない状態。
なので大切かどうかの判断は後ですればよいと考え、とりあえず問題になっている(赤シートで隠せる)ところを片っ端からゴリゴリと覚えることにしました。
◆第2フェーズ「記憶の復元」◆
次にやってみたのが、その問題(赤シートで隠せるところ)を自分の言葉で説明してみるということでした。
意識したのは頭の中でやるのではなくぶつぶつ言葉に出すということ。私の場合は妻がいたので妻に付き合ってもらいながら、やってもらいました(ありがとうございます)。
身近にそういう人がいなかったら、私だったら紙に書き出してみると思う。繰り返すが頭の中で完結させないことが大事だと感じます。
私の場合は、頭の中でやっちゃうとOKのラインがどうしても下がり(まあなんとなく合ってるから大丈夫!みたいな)妥協をしちゃいがちだったので、この言語化はかなり意識しました。
◆第3フェーズ「記憶の定着と再生」◆
ここまでやったら本編の問題を解いてみることにした。正確にいうと本編の問題を私も最初(記憶する前に)解いてみたが、そもそも問題文に書いてある用語が分からない、選択肢の用語全てが分からない、好きな数字を選んで塗るだけになってしまっていたので途中で切り上げ、用語を覚えることから始めました。これが奏功したように思う。
他に買ったもののやらなかった問題集
③この1冊で合格! ディープラーニングG検定集中テキスト&問題集
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この1冊で合格! ディープラーニングG検定集中テキスト&問題集
購入の理由としては、一問一答のようなものが欲しかったため。ただその後②が販売されたのでそちらに切り替えました。
④徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第2版 (徹底攻略シリーズ)
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徹底攻略ディープラーニングG検定ジェネラリスト問題集 第2版 (徹底攻略シリーズ)
①とセットで最初に購入した。使用しなかった経緯として、G検定全体の概観を掴む(基礎的な用語を覚えたり理解したりする)のに思いの外時間がかかり、そうこうしているうちに②が発売されたので切り替えた。
◆全体を通して◆
試験を受ける前の自分にアドバイスするとしたら
◆用語の暗記は重要
試験時間がかなりかつかつなので、用語をいちいち調べていたら間違いなく終わらない。全ての用語に説明をつけられなくとも「この用語はこの分野でよく聞く単語だ」くらいは、少なくとも分からないと調べ切れない。
◆用語の暗記に終始しない
一方で①に逆行するようだが、用語をただ覚えるのは避けた方がいいように感じた。
瞬間的に用語を答えさせるような問題よりも、その用語が指すような事柄や事象の説明などの理解をしているかを問う問題の方が、真の理解を測るためには出題したくなるだろう。
用語の暗記に特化すると、過学習状態になると、思ったようには進まなくなってしまう。十分に気をつけるべき。
◆試験中に諦めない
200問前後の問題を120分で解くので時間的にはかなりカツカツになった。途中で知らない単語が続くと「そんなん知らねぇよ」と悪態をつきがち。合格ラインは明確には示されていないものの、70%程度が合格の基準と仮定するなら140問程度正解すれば良い。裏を返せば50〜60問程度は落としても大丈夫ということ。
(上の仮定に従えば)多少知らない知識があっても、あるいは知らない問題が続いても、飛ばして(画面上にあとで見直すためのチェックがあるので)(以下見直しマークと表記)しまうでも大丈夫。
自滅しないことが重要。
◆適当に答えを埋めるのはおすすめしない
これは他の人と意見が割れるかも知れない。
上述(③)の通り、見直しマークをつけることがG検定では出来る。
など、マークをする動機が問題によって異なるということだ。
ここが一番の反省になるのだが、私は少しでも不安があったら片っ端から見直しマークしたことで、見直すべき問題が50問近くあった。
試験問題が一通り最後まで終わったのが100分過ぎ。見直しマークをつけた問題の中には長い選択肢があるような問題もある。
限られた時間の中でそういった問題を対処するのはおそらく適作ではない。時間がカツカツなら調べればすぐ出てきそうな用語の問題や曖昧になっている知識問題などを中心に見直しした方が点は上がるだろう。傾斜配点がかけられていないなら、全ての問題は等しく1点の価値があるはず。
という作戦がよいと思う。
もちろん最後まで回答できなかったら空欄の所は当然0点なのでリスクは残るので、そこは自身の受験スタイルと相談してみること。
以上。
2023-04-01