野草デビュー 171 ヤブミョウガ
北鎌倉野草観察会のヤブミョウガ。その時の写真データ全てがなくなったので、ヤブミョウガを詳しく載せることが出来ませんでした。
近所の生け垣が茂ったとこに生えていた謎の植物。これはなんだ?ミョウガの葉に似ている。ミョウガの花なの?
ミョウガが生い茂っている場所が近くにありますが花は見たことありません。
みちくさ部に聞いてみました。ヤブミョウガとのことです。
自然の豊かな場所でしか生えないのかと思ってました。ビックリ、驚き、感激( ´艸`)
ヤブミョウガ
牧野富太郎の「学生版 原色植物図鑑 続野外植物編」より
わが国の中部から南のやぶの中にはえる多年生の草本。
地下茎は白く横にのび、ふしから根が出る。茎はまっすぐ立って、花が咲けば高さ50~70cmとなる。全体がやわらかく、茎の上の方に葉がたがいちがいにつく。
葉は長い楕円形で、20~30cm、先はとがり、もとはさやとなって茎をだく。
おもては、くらい緑色でたての脈がならび、裏は色が薄い。
夏には茎のいただきに5~6層に小さい白いでしょう花があつまって咲く。花の外がわ3枚はまるく厚く、内側の3枚はうすく長い。おしべ6本。
ウィキペディアより
ヤブミョウガ(薮茗荷、学名 Pollia japonica)は、ツユクサ科に分類される多年生草本植物である。
目 : ツユクサ目 Commelinales
科 : ツユクサ科 Commelinaceae
属 : ヤブミョウガ属 Pollia
種 : ヤブミョウガ P. japonica
学名 Pollia japonica Thunb.
和名 ヤブミョウガ(薮茗荷)
分布
東アジア(中国、朝鮮半島、台湾、日本)に分布し、日本では関東地方以西の暖地の林縁などに自生するが、湿気の多い土地を好む。 沖縄県の山地にはコヤブミョウが自生するが、この種は以前には本種の変種とされていた。
特徴
5月頃から発芽し、夏にかけて草丈 50cm〜 1m 前後に生長、ミョウガに似た長楕円形の葉を互生させ、葉の根元は茎を巻く葉鞘を形成する。葉は茎の先端部分だけに集中する。なお本種の葉は表面がざらつくところ、葉が2列に出ないことなどでミョウガと区別できる。なお、ミョウガはショウガ科であり、花の構造は全く異なる。
8月頃になると茎の先端から花序をまっすぐ上に伸ばし、白い花を咲かせる。花には両性花と雄花があり、前者は白い雌蘂が目立ち、後者は黄色い葯の付いた雄蘂が目立つところで判別できる。
白い花弁が 3枚、萼も白く 3枚、雄蘂 6本、雌蘂 1本で、花冠の直径は 8mm 程度である。
花が終わると初秋にかけて直径 5mm 程度の球状の実を付け、じきに葉を落とす。実は若いうちは緑色で、熟すと濃い青紫色になる。この種子のほか、地下茎を伸ばしても殖え、群生する。
食用
若芽は、初夏の葉が開ききらないうちに採取し、塩茹でしてそのままで、または炒め物や汁物などにして食用にされる。