野草デビュー 195 セリ
事務所お向かいの部屋に住んでいた独り暮らしのお婆さんが施設に入居したのは一年前。
その方との交流はなかったのですが、
お婆さんが置いていった植物の数々は、私の宝物になっています😆💕✨
ずいぶんお勉強させてもらいました。
ヤブカンゾウ、食用ホオズキ、ホタルブクロ、ミツバ、ツワブキ、ミョウガ、ノイバラ、オダマキ
大きな鉢植えの水仙もあり(水仙は毒で食べられませんが)
水仙の植木鉢に生えていたものが、セリっぽい。
スーパーのセリの葉っぱに似ていたのでセリだろうと思い、時々ちぎっては食べてましたが、
ある日ふと、もしこれが毒ゼリだったら危ない⚠️と思って食べるのを躊躇しました。
でもやっぱり香りはセリ
100円で持ってって下さいのユキノシタ苗に一緒に生えていたのがセリっぽい。
小っちゃなユキノシタをプランターに移し代えたらセリっぽいのも増えてきました。香りはセリ。色は濃い緑色。Google先生はキツネノボタンとでました。
水仙のセリっぽいのはうす緑色。
セリは間違えると怖いのでみちくさ部さんに聞きました。
「Googlelensでキツネノボタンとでましたが」
答えは
「😂Google先生は甘い。これはセリですよ」
「どうみてもセリです」
「セリです」
3人の達人さんにセリの太鼓判✨😍✨
セリ
ウイキより
セリ(芹、学名: Oenanthe javanica)は、セリ科セリ属の多年草である。
日本原産で、春の七草の一つ。水田の畔道や湿地などに生え、野菜として栽培もされている。
独特の強い香りと歯触りに特徴がある。
類 : キク類 asterids
類: キキョウ類 campanuli
目 : セリ目 Apiales
科 : セリ科 Apiaceae
属 : セリ属 Oenanthe
種 : セリ O. javanica
学名 Oenanthe javanica (Blume) DC. (1830)
和名 セリ
名称
和名セリの語源は、若葉の成長が競り合うように背丈を伸ばし群生して見えることから、「競り(セリ)」とよばれるようになったと言われている。
英名はウォーター・ドロップウォート (Water dropwort)
中国植物名(漢名)は、水芹(スイキン)という。
別名で、サケバゼリ、タゼリ、オカゼリ、ミズゼリ、ノゼリともよばれる。
食用とする際の観点から、田のあぜなどに自生する野生のセリを「山ぜり」あるいは「野ぜり」、水田で栽培されているものを「田ぜり」、畑で栽培されるものを「畑ぜり」と称している。
また、田のあぜによくは生えているので、タゼリとよばれる場合もある。
学名の種小名 javanica(ジャヴァニカ)は、セリが東南アジア地域にも分布することから、その代表地名として名づけられたものと考えられている。
分布・生育地
日本原産で、シベリア沿海州、サハリン、朝鮮半島、中国、台湾などの東アジアや、インドシナ半島、フィリピン、インドネシアなど東南アジアの北半球一帯と、オーストラリア大陸に渡って広く分布する。
日本では北海道、本州、四国、九州の各地に分布しており、30種ほどあるセリ科植物のなかでも、セリ(Oenanthe javanica)だけが日本全土に自生する。
平地の市街地周辺や農耕地から山地まで分布する。
湿地やあぜ道、水田や休耕田など土壌水分の多い場所や、農地の水路、小川のほとりなど細い流れがある水辺に群生する湿地性植物である。若葉は春の七草で、水田で野菜としても栽培されている。
形態
常緑の多年性草本で、高さは20 - 80cm程度になり、茎や葉など全草に芳香がある。
春から夏場までの日が長い時期(3 - 9月)は、泥の中や表面を横に這うように根元から白く長い匍匐枝(ほふくし)を多数伸ばして、秋から冬にかけて日が短い低温期は、多数の根生葉を叢生する。
秋(9 - 10月)にその匍匐枝の節から盛んに白いひげ根を出して、新しい苗ができて盛んに成長する。
晩秋(10 - 11月)に長い柄のある根出葉を盛んに出して、冬場(12 - 3月)は根出葉の伸長は停止して、枯れることなく冬を越。
葉は根際に集まってつく根生葉と、茎に互生してつく葉に分けられ、ともに1 - 2回3出羽状複葉で、全長は30 cm以上になる。
小葉(裂片)は長さ2 - 3 cmの菱状卵形を基本に、丸みを帯びた心臓形から長卵形まで変化に富み、葉縁に明確な鋸歯がある。
根生葉は、葉身に長い葉柄がつき、茎につく互生葉の柄は上部になるほど短い。
葉柄はいずれもさや状になる。
全体的に柔らかく緑色であるが、寒くなる冬にはアントシアニンを帯びて、赤っぽく色づくこともある。
花期は8月ごろ。
越冬株から直立した高さ10 - 30 cmの花茎を伸ばし、その先が枝分かれして直径5 cmほどの傘状花序を複数つけて、白い花を咲かせる。
花柄の長さは揃っているので、花序はまとまっている。
個々の花は小さく、花弁は5個で、たくさんつく。
果期は9月。
花後につく果実は楕円形で、長い花柱を持っている。
種子は秋に熟し、果実が2つに分かれて果実が落下する。
種子の発芽期は晩秋(10 - 11月)または春(4 - 5月上旬)で、夏場に芽が生長する。
生態
セリの匍匐茎(ランナー)の発生時期は、野生セリで1月 - 5月(日長約10時間から13.5時間)の広範囲にわたっているが、栽培セリでは2月上旬方4月下旬までの範囲で発生が多く見られる。匍匐茎の発生時期は、地域性や緯度にも関係があり、高緯度地域ほどランナー発生は遅い傾向にある。
セリの繁殖は匍匐茎によって行われるが、自然界においても種子から発生した子株が認められており、種子による発芽も比較的高い確率で生じているとみられている。
セリの種子は好光性で、発芽率は40 - 50%との調査例があり、25度前後でよく発芽するが、変温を与えた方が発芽率が高まる傾向にあるといわれる。
利用
数少ない日本原産の野菜の一つで、若い芽と根は古くから季節野菜として珍重され、春の七草として七草粥にも使われている。
香草であり、緑黄色野菜でもある。
鍋物や油炒め、和え物などにして食べられる。
セリを煮て食べると、神経痛やリウマチに効果があるという言い伝えがあり、独特の強い香りには健胃、食欲増進、解熱といった薬効がある。
食用
若いときの茎と葉を収穫して、古くから薬効のある冬の野菜として親しまれている。
野生ものの採取時期は、暖地が1 - 5月、寒冷地では3 - 5月ごろが適期とされる。
野菜としては緑黄色野菜に分類されている。東洋では2000年ほど前から食用に利用されてきているが、西洋では食べる習慣はない。
寒冷地域では、冬季の緑色野菜が不足するときに、新鮮な香味野菜として和風料理には欠かせない食材である。
主には、ゴマなどとの和え物、天ぷら、肉鍋の具、汁物の青み付けなどの料理に使われている。
加工品としては、塩漬け、味味噌、醤油漬けなどがある。
野菜としての旬は1月から3月までで、春の七草の一つであるため1月ごろであればスーパーマーケット等で束にして売られる。
春に若芽を摘むが、日当たりの良い畦などでは1月から採取でき、新芽は夏のあいだも利用できる。
葉が鮮やかな緑色でみずみずしく、茎はしっかりして太すぎず、香りが強いものが良品とされる。
水が少ない場所よりも、水温が低く、水が流れているところに生えるセリのほうが香りよく、灰汁も少ないといわれる。
秋田県湯沢市三関(みつせき)地区産の「三関せり」のように、気候や土質・水質の良さや江戸時代からの選抜育成によりブランド化した伝統野菜もある。
栄養素
野菜としては、水分が約93%含まれ、可食部100グラムあたりの食物繊維は2.5グラムと多く、エネルギーが17キロカロリー (kcal) と低い。
栄養成分にβ-カロテン、ビタミンB1・B2・C、カルシウム、鉄分、クエルセチンなどの栄養素を主に含み、特にカロテン、ビタミンK、葉酸などのビタミン類、カリウム、鉄、銅などのミネラル、食物繊維が豊富で、これらをバランスよく含んでいる。
香り成分と相まって胃や肝機能を整えて、カリウムは利尿効果を高めて血圧上昇を抑制し、鉄や銅、葉酸は貧血予防に、またビタミンKは血液中の老廃物やコレステロールを排出する効果が高く、生活習慣病の予防効果に役立つ食材だといわれている。
調理法
セリが持つ香りや、ビタミンCやカリウムなどの水溶性栄養成分は、調理過程でなるべく損失を抑えるために、加熱しすぎないようにしたほうがよい。香り成分は肉類の臭みを消す効果があり、肉を使った鍋物や炒め物に適している。
一般に流通している栽培品は灰汁(アク)が少ないが、野生のセリ(山ぜり)はアクが強いため、あく抜きが必要になる。
独特の香りを持ち、日本では春先の若い茎や根をさっと茹でて水にさらし、おひたしや酢味噌和え、七草粥、酢の物、卵とじ、煮びたし、油炒めとする。
生のままサラダに加えたり、天ぷら、すき焼き、汁の実、鍋物、即席漬けにする。
また、刻んで塩味をつけて、炊き上がったご飯に混ぜたせり飯にしたりもする。
根はきんぴらに、花は天ぷらにできる。
宮城県仙台市周辺では、セリを主役とした鍋料理「せり鍋」があり、葉から根まで使われる。また、秋田県の代表的郷土料理の一つであるきりたんぽ鍋の具材としても欠かせない。ミキサーにかけて、青汁の食材としても利用されている。
さややかな芳香が持ち味のため、茹ですぎは禁物となる。 なお野生のものを食べる場合は肝蛭の感染に注意が必要である。対策としては良く洗うことが挙げられる。
近似する毒草
自生するセリは、小川のそばや水田周辺の水路沿いなどで見られるが、大型で姿かたちがよく似ている毒草のドクゼリとの区別に配慮が必要である。
セリと同じような場所に生えるため、特に春先の若芽はセリと間違いやすい。
ドクゼリは地下茎が緑色で太いタケノコ状の節があり、横に這わず、セリ独特の芳香がないのに対し、セリは白いひげ根があるで区別できる[22][35]。また、ドクゼリはセリより鮮やかな緑色で、葉が全体的に大きい。
キツネノボタンもセリと同じような場所に生育する毒草である。根生葉のときにセリと間違いやすい。
ドクニンジンは、ニンジンにも似たヨーロッパ原産のセリ科有毒植物で、日本には関東地方から中国地方の範囲に帰化しており、草原に生えている。個々の小葉だけを取ると似ているので間違えるおそれがある。
ノラニンジンはフォローしているaiさんに教えてもらいました。セリに似ているのだそう。食べられないとのこと。
せり
しめった地、みぞなどによくはえている多年草。
横にはう枝が数本出てのびる。
秋には、このはう枝のふしから新しい苗ができ、冬をすぎて春になるとよくせいちょうする。
根から出る葉はたくさん出て柄が長く茎から出る葉はたがいちがいに出て柄が短く、ともに柄のもとに、さやがある。
複葉にわかれた小さい葉はふちにきれこんでいる。
夏に茎が30cmぐらいにのび、枝のはしに穂ができる。
花は白く小さく、花びら5弁、おしべ5本、葉はよい香りがあり春先たべられる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?