野草デビュー 165 北鎌倉編 アメリカタカサブロウ

形が分かりやすいアメリカタカサブロウ


わぁー。
タカサブロウなら良かったのに!残念!出会った野草はアメリカタカサブロウでした!
タカサブロウは牧野図鑑に載っていますが、アメリカタカサブロウは近年帰化した植物だそうです。(1981年)

タカサブロウとアメリカタカサブロウの違いは花の大きさなど。それほど両者の区別なくアメリカタカサブロウも薬としての効能はあるようです。
観察会でアメリカタカサブロウを摘んできました。3種の野草まとめてヒラヤーチー作ったので、アメリカタカサブロウだけのお浸しは次回に挑戦します。又会えるかな✌️


写真は三河の植物観察さんよりお借りしました
写真は三河の植物観察さんよりお借りしました

アメリカタカサブロウの説明記事

三河の植物観察さんから

アメリカタカサブロウは日本では1981年に梅本信也氏によって見つけられた。
類似種のタカサブロウは史前帰化ともいわれている。
1年草。高さ20~70cm。
茎には伏した剛毛があり、下部は横に這い、よく枝分かれし、上部は直立する。葉は対生し、ほとんど柄がなく、下部の葉は幅がしだいに狭くなり、翼状となる。
葉の鋸歯は上部の葉まで明らかであることが多い。
頭花は幅約5㎜、総苞片の先は三角状に尖って幅が狭く、上から見ると総苞片の間が離れている。
痩果は長さ2.1~2.5㎜、幅約1.1㎜の4綾形(舌状花では3綾形)、側面にこぶ状の突起があり、縁には凸凹(うね)がある。
痩果の上面は菱形。痩果の上面が緑色の未熟なものに、黒色のしみが出る。
花期は8~10月。 タカサブロウとアメリカタカサブロウは同じような場所に生育し、混成する場合もある。混成する場合はタカサブロウの方が茎も太く、高くなる。
タカサブロウは花が大きく、上部の葉の幅がやや広く、鋸歯がやや不明瞭。また、痩果がやや大きく、痩果の側面の縁は平滑で、翼状になる。
アメリカタカサブロウ は北アメリカ、南アメリカ原産であり、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オーストラリアなど世界中に広く帰化している。

三河の植物観察さんより
北鎌倉のアメリカタカサブロウ

mirusiru.jpさんのブログより

ふつう田んぼ周辺や水流の弱い水路などの水辺に生える湿性植物で、熱帯アメリカ原産という一年草。
群生しやすい。かつてタカサブロウと呼ばれていたものの中から、昭和56年(1981)に”発見”された帰化植物。
現在タカサブロウは、在来種であるモトタカサブロウ(元高三郎)と外来種であるアメリカタサブロウに呼び分けられている。
単にタカサブウロウといった場合は、この両方を区別なく呼んでいるか、あるいは在来種モトタカサブロウを指している。モトタカサブロウと見分けられる決定的な違いは”種子(のように見える痩果(そうか))に翼(よく)があるかないか”の一点だけで、他はそっくり。湘南・鎌倉・三浦半島に生えているほとんどは帰化雑草たる本種の方で、モトタカサブロウは滅多にお目にかかれない希少種となっている。何かに混入した種子を人が運んでいるのだろうか、田んぼから離れた水気のない畑の周辺にも生えていることがある。が、市街地や道端では見かけない。人名を思わせる奇妙な名前の由来は不明。
葉は細長め、鋸歯はやや大きく粗め。表裏共に毛はあるが密というほどではなく、特に表面はあまりざらつかない。
モトタカサブロウの葉は、気持ち短め、幅広め、鋸歯はしっかりあるがあまり目立たず、表裏共に毛が多くよくざらつく。という違いがあるのだが、ある程度見慣れていないと葉だけで見分けるのはちょっと難しいかもしれない。  

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