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野草デビュー111 ヒメキンセンカ

 いつも通る道じゃない。1年に2回だけ通る税務署通り。

見つけた野生化した???

    わぁキンセンカだ。野生化しているキンセンカを発見!
   自慢気にワクワク検索するとキンセンカではなく、ヒメキンセンカだったのでした😆。
    何故ワクワクしたのかというと中村臣市郎先生の、「キンセンカは素晴らしい薬草」という記事を読んでいたからです。
    ヒメキンセンカはどうなのでしょう。わからない🤷‍♀️

   ヒメキンセンカはヨーロッパが原種らしい。
   ヒメキンセンカの面白い記事があったので抜粋しました。長いです。

   みかんの花日記さんのブログより


    嫌な予感が現実となってしまった。 ヒメキンセンカの野生化である。
    いつかはこうなるだろうと予測はしていた。 ここ数年で、各地で野生化しているという情報を知っていたからである。
    当地でも庭で栽培しているお宅はよく見かけていた。 私が定点観測をしている畑の側のお宅が 数年前まで栽培しているのを見ていて、逃げださなければ良いが と、思っていた。
    ところが今年 見事なまでに逃げ出して、大事なフィールドに野生化していたのである。
    栽培していたお宅の庭には、影も形も見えなかった。 まだこのくらいの規模ならば、引き抜けば侵入は止められるが 何もかも全くの自然のままに任せるのが定点観測の鉄則でもある。 引き抜くことなく、このまま推移を見守ろうと思う。
    それにしても、自生地と良く似た環境を選んだものだと感心する。
    ヒメキンセンカはヨーロッパ他が原産の1年草である。
    私がこの花をはじめて見たのはヨーロッパだった。 イタリアのガルガノ半島だったかスイスだったか、ちと記憶が曖昧だが ごく普通の畑の隅だった。
「あっ、キンセンカの原種だ」と口に出して叫び、何枚も何枚も撮影したので、 古い写真を調べればどこの国だったかすぐにわかるのだが、それをする必要がないほど ヒメキンセンカはヨーロッパではごくごく普通の雑草なのである。
    それよりも、今、目の前に咲いている畑の土手と、はじめて見た時の環境があまりにも酷似していて 唸ってしまったのである。 ビロードモウズイカなどは、自生地の環境と日本での生えている環境は大きく違うが ヒメキンセンカはあまりにも良く似ていたのである。
    ヒメという名前がついているように、花の直径は2センチほどの小さな花である。 花屋さんなどで売られている八重のキンセンカの大きな花と比べると、びっくりするほど小さいが、 冬のさなかでも次々に咲く強さや、その可愛らしさから、園芸界では急速に広まった花のひとつである。
    園芸屋さんの店頭でこの花が売られているのを見た時、アレッ、野生品そのものでないの、と思った。
    多くの園芸品は自生の植物を元に品種改良を行なって、花を大きくしたり、色変わりを作ったり 見栄えの良さに重点をおくものが多いからである。
    ところが、どうやら、ヒメキンセンカは花の豪華さよりも 花の少ない冬から春にかけて花が咲くので、そんなところが気に入られたようである。 花の最盛期は冬から春にかけてである。 そのためか、フユシラズという和名も持っている。
    花は12月頃から4月頃まで咲いている。 この画像のヒメキンセンカは、ヨーロッパで
学名はカレンデュラ アルベンシスだが ヨーロッパには他に ちなみに属名のCalendula (キンセンカ属)は、ラテン語のcalendae(月の第1日、1ヶ月)の縮小形で 暦のカレンダーの語源となった言葉である。

    当地では珍しく今年3度目の雪が降った。 今朝、雪は薄い氷へと変わった。 解けないうちに定点観測地の土手に向かった。
    ヒメキンセンカは薄い氷の間で、なんのこれしき、といった感じで健在であった。 10時頃になれば、また何事もなかったように咲き続けるのであろう。 カメラです。 日本に野生化しているものは必ずしも1種類ではないような気がしています。 

ブログみかんの花日記さんより
写真はみかんの花日記さんよりお借りしました
写真はみかんの花日記さんよりお借りしました
すごいなヒメキンセンカ
写真はみかんの花日記さんよりお借りしました

 

税務署通りのヒメキンセンカ

 ヒメキンセンカ

江戸時代、南ヨーロッパ原産のキンセンカ より早く渡来したが、花が大きく、八重咲きのキンセンカのほうが園芸用に流通。このヒメキンセンカはキンセンカ の原種といわれており、日本各地に野生化、帰化している

東京都植物園より
野生化したヒメキンセンカ

ヒメキンセンカ

[基本情報〕高さ10~50cmの一年草または二年草。 茎や葉にやや粘る軟らかい腺毛が多くはえます。 茎はよく枝分かれし、やや横に這って広がり、稜があります。 葉は互生し、長さ3~8cm、幅1.5~2cmほどの楕円形で全縁~やや鋸歯縁となります。 花茎の先に径1.5~2cmの頭花が1個つき、舌状花は橙黄色、筒状花は明るい黄色です。 総苞片は長さ0.5~1㎝で腺毛がはえます。 花は昼間開いて、夜間は閉じます。 果実は痩果で冠毛はなく、Cの字のように強く曲がり、背側に多くの突起があります。

EVER GREENさんより




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