
野草デビュー 188 ヒメオドリコソウ
薬草教室でカキドオシと間違えたヒメオドリコソウです。

牧野富太郎図鑑にはオドリコソウが載っていました。ヒメの名前がつくのはそれよりも小型ですから、オドリコソウとは似て非なるものかもしれません。
🌱☘️🌿
ブログ「里山の野草と花木 宮城県北トレッキング」さんよりブログ「里山の野草と花木 宮城県北トレッキング」さんよりヒメオドリコソウの記事を引用します。
ヒメオドリコソウが群生していました。珍しい植物ではありませんが、オドリコソウと比べると、葉の先端や鋸歯が丸みを帯びていることと、葉脈部分が窪んで 網目状のシワに見えることで、容易に識別できます。
前述したように、ヒメオドリコソウは群生することが多く、牧草地や耕作地周辺では大群落を 形成することも珍しくありません。
これには二つの理由があります。 1つは「アリ散布植物」であること。
「種子にアリが好む種枕(エライオソーム)という物質が付いていて、これを餌とするアリが巣 に運び込む。アリは種枕だけを食べ、種子の部分は巣の外に捨てるので、そこから発芽する。」
もう1つは他感作用(アレロパシー)という、他の植物の成長を阻害する物質を分泌すること。 「ヒメオドリコソウの根からでる滲出物と、枯死後の葉からの溶脱物質が、他の植物の生長に 強い抑制効果をもたらす。」
ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治中期に東京で侵入が確 認された。
現在では北海道~本州に分布し、更に分布域を広げている。
草丈は10~25cm。 茎は4稜形、下向きの毛が生える。
葉は三角状卵形で、脈が深く、花期に赤紫色を帯び、有柄。 鋸歯は丸みがあり、やや不規則。葉裏は軟毛が密生してやや白く、腺点がある。
花期は3~5月、茎の上部の葉脇に長さ1cmほどの淡紅色の唇形花をつける。
雄しべ4個。 花粉は橙色。花柱は先が2裂する。
萼は5裂し、裂片の先が尖り、裂片の先に延びるように脈 が隆起し、脈の一部が紫褐色になる。 果実は4分果、頭部はほぼ平ら。分果は長さ2mmほど、3稜があり、基部に大きな種沈が付く。

ブログ「里山の野草と花木 宮城県北トレッキング」さんよりお借りしました

ブログ「里山の野草と花木 宮城県北トレッキング」さんよりお借りしました
この記事を読むとヒメオドリコソウは厄介な野草ですね。他の植物の成長を阻害する物質を分泌する🥺💧
そうなると一緒に生えていたカキドオシの成長阻害が懸念される~~

ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)は、ヨーロッパ原産の越年草。道端や庭などによく生えている。また、北アメリカや東アジアにも帰化している。
目 : シソ目
科 : シソ科
属 : オドリコソウ属
種 : ヒメオドリコソウ
和名 ヒメオドリコソウ
分布
ヨーロッパを原産地とする。 原生地以外でも道端や空地、畑などのありふれた雑草として知られ、北アメリカでは地域によっては侵入植物種として扱われる。
日本では明治時代中期に帰化した外来種で、主に本州を中心に分布する。
特徴
茎は短い毛を持つ。根元で枝分かれし、草丈は10cm~25cmまれに30cm程度に達する。 葉は対生し、長さ1、2cmの葉柄をもつ。
葉身は長さ2から4cm程度の卵円形で縁は鈍い鋸歯を持つ。
葉脈は網目状で窪み、全体に皺があるように見える。
上部では暗紫色を帯びる。葉をもむと悪臭がある。 花は日本の関東地方では3月から5月にかけて開花する。
明るい赤紫色の唇形花で、上唇片は兜の形で、下唇片先が2裂し赤い斑点があり、上部の葉の脇から外側に向かって開き、上から見ると放射状に並ぶ。
温暖な地域では年間を通じて開花し、他の花が少ない時期にはミツバチにとっては重要な蜜の供給源となる。
しばしばホトケノザとともに生えており、葉と花の色が似ているが、上部の葉の色づくこと、葉の先端が尖るほか上部の葉も葉柄を持つことで容易に見分けはつく。
花がないときには、外観的にイラクサ類 と似ているが、分類上はかけ離れており(イラクサはイラクサ科)、刺もない。
このため英語では "deadnettle" と呼ばれる。 中国・朝鮮半島から日本に分布するオドリコソウ(踊り子草)の同属であるが、背丈・葉や花の大きさとも半分以下で小さいため「姫」の名を冠して呼ばれる。
花序が環状に並ぶ様子を、踊り子が並んで踊るさまに例えて名づけられたものとされるが、オドリコソウでは花の段の間が広いのに対して、ヒメオドリコソウは互いに接近してつくため、見かけの印象はかなり異なる。
また、近縁にキレハヒメオドリコソウ(モミジバヒメオドリコソウ)があり、日本でも1990年代以降に帰化が確認されている。
突然変異などで花の色が白くなった個体をシロバナヒメオドリコソウと呼んでヒメオドリコソウと区別することもある。

写真はウイキよりお借りしました

写真はウイキよりお借りしました

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