薬草デビュー 50 オオイヌノフグリ 漢名 阿拉伯婆婆納 生薬名? 味? 性質? 帰経 腎?
早春に多数の花をつけ、春の終わりには枯れてしまうというオオイヌノフグリ🌱✨
中村臣市郎先生の投稿でオオイヌノフグリが薬草とのこと。びっくりです。
オオイヌノフグリ薬草で調べてみました。
本「漢薬臨床応用」には記載なしで野草の限界を感じます。
ネットでは「奄美群島生物資源webデータベース」さんに、薬草としての効能が載っていて🍀🙌🍀🙌「全草を解毒や腎臓病に用いる」とありました。
民間薬なのですね。身近にタンポポやオオバコがないとき、オオイヌノフグリがあれば、解毒に使えますね。覚えていると役立ちそうです。
中村臣市郎
生命力の探求
その全容を解明することは難しい。
ただ確信できることは、創造的進化の永遠の過程で持続しながら新しいものを生み出していく力のことである。
それは少なくとも自然の世界で生きることでありそこから生きる力を学ぶことである。
オオイヌノフグリ
腎臓病、喘息、糖尿病、健胃整腸、浮腫、体質改善に。
人間がいかに近代農法で農薬をまこうがこの草は耐えることはない。
それは農薬の化学成分その分子構造さえ学び、その分子の配列を分析しそのどれかを分離すればその毒性を失活するという対応していく方法を作り出すからである。
つまり農薬を無効にする耐性遺伝子を合成するからだ。
まさに驚愕の生命力と悟性であった。
🍀🌱🌿🍀🌱🌿🍀🌱🌿🍀🌱🌿🍀🌱🌿
野草デビュー26(ツタバウンランと間違えたオオイヌノフグリ編)でオオイヌノフグリについて詳しく書いてなかったのでウィキと牧野図鑑から載せました。
しかし漢字で書くと名前が恥ずかしい。
大犬睾丸
大犬陰嚢
可愛い花にどうしてそんな和名なの?
野草デビュー35 オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、学名:Veronica persica)は、オオバコ科クワガタソウ属の越年草。
路傍や畑の畦道などに見られる雑草。
特に、湿ったところで多く見られる。別名「星の瞳」ともよばれる。中国名は、阿拉伯婆婆納。
類 : キク類 asterids
類 : シソ類 lamiids
目 : シソ目 Lamiales
科 : オオバコ科 Plantaginaceae
属 : クワガタソウ属 Veronica
亜属 : V. subg. Pocilla
種 : オオイヌノフグリ V. persica
学名 Veronica persica Poir. (1808)[1]
シノニム Pocilla persica (Poir.) Fourr.
和名はイヌノフグリに似てそれより大きいために付けられた。フグリとは陰嚢のことで、イヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることからこの名前が付いた。
オオイヌノフグリの果実はハート型で、フグリに似てはいない。
形態
越年草。秋に芽を出して他の植物が繁茂しない冬に横に広がって育ち、早春に多数の花をつけ、春の終わりには枯れてしまう。
夏の間は種子で過ごす。
寒さに耐えるため、細胞内の糖濃度を高める機能を持ち、葉と茎に生える短い毛で雪と霜を遠ざけて保温する。
草丈約10–20cm。葉は1–2cmの卵円形で、鋸歯がある。
花弁は4枚に見えるが基部はつながっている。
ただし、それぞれ大きさが少し異なるので、花は左右対称である。
色はコバルトブルーだが、まれに白い花をつけることがある。
花は太陽の光によって開閉し、1日で落花するが、2日めにもう一度開くものもある。
花の中央の1本が雌蕊、その外側の2本が雄蕊で、その先端の葯に白い花粉がついている。花の中心にある蜜でハチ、ハナアブ、チョウなどの虫を誘う虫媒花だが、虫による受粉が失敗しても左右の雄蕊が内側に曲がって雌蕊に触れることで自家受粉も可能で、自家受粉でよく見られる近交弱勢はないか非常に小さい。
自然群落の5個体で、1個体あたり平均545個の種子が生産されたという調査結果がある。
分布
ヨーロッパ原産。
アジア(日本を含む)、北アメリカ、南アメリカ、オセアニア、アフリカに外来種(帰化植物)として定着している。
日本に入ったのは明治初年と推定され、1884年あるいは1887年に東京で見られてから急速に拡大し、1919年には全国的にありふれた草になった。
オオイヌノフグリ
欧州産の一年又は二年草であるが、今は各地に野生化している。
「イヌノフグリ」より大きく、茎は長さ15~30cm位で茎部より分岐し、地上に広がるか又は斜上する。
葉は卵円形で鈍鋸歯を有し、、下部のものは対性、上部のものは互性し、茎、花梗、ガクと共に細毛がある。
3-4月頃から初夏の頃まで上部の葉脇に長さ3cm位の花梗を出し、各梗頭に藍色で濃藍色での條のある花を単生する。がくは緑色で4深裂けし、花冠も4裂して上3裂片は丸い。
花中に2雄蕊と1雌蕊があり、果実偏い倒心臓形で「いぬのふぐり」より大きい。