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野草デビュー 209 エノキグサ
花壇の野草。穂の感じからイヌタデかと思いました。
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似てる?似てない?
花穂はエノキグサは地味
みちくさ部さんに聞くと「エノキグサ」とのこと。
聞いたことないよ!と思いながら牧野富太郎図鑑を調べると続学生版図鑑に載っているではありませんか。びっくりしました。
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牧野富太郎
路のそば、荒れ地、畑などによく見られる一年生の草本。茎は高さ30cmぐらいになり、まっすぐ立って枝わかれする。
葉には柄があり、たがいちがいに茎につき、先はとがり、ふちに切れ込みがある。
茎にも葉にも、まばらに毛がある。
夏から秋にかけて、葉のつくところから花の穂が出る。
雄花は多くて小さく、褐色をしている。包はふちに歯があって花のもとにある雌花を抱いている。雄花はがくが4つにさけ、おしべ8本はもとでついている。雌花では子房が球形で毛があり、花柱は3。
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エノキグサ(榎草、学名:Acalypha australis L. )は、トウダイグサ科の草本で、普通に見られる雑草である。葉はエノキに似て、花序の基部に雌花を包んで編み笠様の苞葉があるのが特徴。
目: キントラノオ目 Malpighiales
科 : トウダイグサ科 Euphorbiaceae
亜科 : エノキグサ亜科 Acalyphoideae
連 : エノキグサ連 Acalypheae
属 : エノキグサ属 Acalypha
種 : エノキグサ A. australis
学名 Acalypha australis L.
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特徴
直立する一年生の草本。茎は下部から中部で枝を出し、高さ12 - 75 cmになる。
葉は茎に互生し、長楕円形から広披針形。葉の大きさは長さ3 - 8cm、幅1.5 - 3.5 cm[3]。先端は尖り、基部は丸くなっている。葉の縁は粗くて先端の尖らない鋸歯が並び、葉の表面には伏した毛がまばらにあり、裏面では葉脈の上に毛がある。
葉脈はは3行脈、つまり主脈の基部近くから他よりはっきりした側脈が左右に1本ずつ出るために全体としては3本の葉脈が時に目立つ形、あるいは5行脈である。葉柄は長さ1 - 4 cm。托葉は披針形で長さ約1.5 mm。
花期は8 - 10月で、葉腋から1 - 5個がつく。まず雄花が穂状に着き、その基部に総苞に包まれた雌花がついている。花序は長さ1 - 2 cm。
雄花の雄しべの色が淡紅色なので花穂全体も赤っぽい色に見える。
雄花は小さく、外に花被片があり、これには萼と花弁の区別がない。その内側におしべが内外に4本ずつ、計8本ある。花被はつぼみの時には壺型で開花時に4つに裂ける。この裂け方は外側列の雄しべ4本と互い違いになる位置に当たる。雄しべの花糸は互いに離れており、約はそれぞれ背き合うようにつく。雌花では花被は3つに深く裂け、瓦重ねの形で雌しべを包む。花被片は卵形で先端が尖っており、腺体が一面につき、表面には柔らかい毛がある。子房は球形で3室となっており、外面には細かなこぶが一面にあり、また柔らかい毛が密生している。花柱は3本に根本まで分かれ、それぞれ背き合うように出ている。蒴果は球形で3室に対応して3本の深い溝が縦に入る。その基部にある総苞は三角状卵形で果実の時期には径10 - 15 mmほどとなり、二つ折り状になって中に果実を包む。 なお、雄花は雄しべを抱えたままで散り、すると基部にある雌花を抱えた苞葉の上に落ちて溜まり、そこで雌花に直接に花粉を渡して受粉させるともいう。
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和名は葉がエノキに似ていることにより、別名のアミガサソウは花序の基部にある苞葉が二つ折りになっている様子が農家の編み笠に似ているためである。
分布と生育環境
日本では北海道から琉球まで、国外ではアジア大陸東部に分布がある。 平地の道ばたや畑などに普通に見られる。 類似種など
利害
ごくありふれた植物でよく繁茂する雑草であるが、それ以上の害も利益も聞かない。
野草先輩の話によると
エノキグサを見直したのですが、毒性ないとweb上ではなっているのですが、私もノートには毒性ある。トウダイグサ科であり注意が必要と記述してます。
どこかの本で見たのかもしれません。奄美群島だと薬草分類で、外用として使える記述も。不食なのかもしれません。