野草デビュー 206 キツネノボタン 有毒
長野1300m小川沿い。清流にあるらしいワサビを探して、これかな?ミツバに見える?セリっぽくもある?
正解はキツネノボタンでした。結局ワサビには会えず。ここなら生えてるようなきがしてたんだけど。来年リベンジかな。
キツネノボタンと毒ぜりは自分にとって要注意植物。
ユキノシタプランターにセリらしきものが生えています。匂いを嗅ぐとセリ。色は濃い緑色。市販のセリしか知らないので、野生のセリはどうも毒っぽく見えて食べる気がしません。それというのも、セリは毒ぜり、キツネノボタンに間違えやすいということ。
性格適当そうにみえて、野草はくわばらくわばらなんです。
川沿いに生えていた野草は有毒のキツネノボタン
キツネノボタンを調べました。
キツネノボタン(狐の牡丹、回回蒜、学名: Ranunculus silerifolius ver. glaber)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。
実の形から(特に兵庫県三原郡・津名郡、山口県玖珂郡で)コンペイトウグサと呼ばれることもあり、秋田県雄勝郡、山形県酒田市、新潟県佐渡市、長野県下水内郡、福岡県山門郡・八女郡・柳川市、大分県南海部郡・佐伯市ではウマゼリとも呼ばれる。
科 : キンポウゲ科 Ranunculaceae
属 : キンポウゲ属 Ranunculus
種 : キツネノボタン R. silerifolius
和名 キツネノボタン(狐の牡丹)
日本の北海道・本州・四国・九州、朝鮮半島南部に分布し、川や水田の近く、湿地の草地など湿り気のある土地に生える。
越年草。
草丈は30 - 50cm 。根生葉は葉柄が長く、一つの柄に3枚の葉がつく3出複葉。小葉は卵形で、切れ込みが入って2 - 3裂する。
茎生葉は上にいくほど柄が短いものが互生する。
花期は春から初夏にかけて(5 - 7月ごろ)。分岐した茎の先に黄色い5弁の花を次々と咲かせる。
花の直径は1 - 1.5 cmで花弁に光沢があるのが特徴。花後にコンペイトウのような角のある直径1 cmほどの果実がつく[9]。果実は集合果で、角状の突起それぞれが一つの実であり、その形状は扁平で先端は鈎状に曲がっている。花が咲く前がセリに似ている。
毒性
全草に刺激性の有毒成分を含み、葉の汁が皮膚につくと水ぶくれや炎症を起こす。同じキンポウゲ属のウマノアシガタやタガラシと共通する成分(ラヌンクリン ranunculin)を含む有毒植物であり、誤って食べると口腔内や消化器に炎症を起こし、胃腸がただれて血便が出ることがある。
湿り気のある土地で山菜採りをする際は、本種をいっしょに採取しないように注意が必要である。特にセリとはよく似た環境に生育し、葉の一部だけだとよく似て見えることもあるので、注意が必要である。
民間療法で皮膚に貼ると関節痛に効くというものがあるが、実際の効果は不明。それによる皮膚炎が報告されており、紅斑ができて痛み、悪化して水疱、潰瘍を起こす場合もある。
牧野富太郎学生版原色植物図鑑野外植物編より
路傍溝畔などの湿地に生ずる越年生有毒草で茎葉共毛が少ない。
茎は中空、高さ20~60cmで分岐し、無毛で時に下部に多少の毛がある。
根性葉は長柄があって3小葉よりなり、小葉は2裂又は3裂して不斉の鋸歯を有し、茎葉は短柄で互生し3全裂する。
春より秋に亘り各枝頭に径1~1.3cmくらいの黄色い花を開く。萼片は5片で外面有毛、花びらも5片々、倒卵状なが楕円形で平開し光沢がある。
雄蘂雌蘂共に多数、子房は長卵形で花柱はまがる。痩果は楕円形で先端は鉤臍をなし、多数集まって径7~10mmくらいの金平糖に似た球形で、辛味がある。
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