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薬草デビュー ノゲイトウ 42 生薬名 青葙 青葙花 青葙子(セイショウ)味 苦 性質 微寒 帰経 肝経

図書館にて原色日本薬用植物図鑑(木村康一、猛淳の共著)(初版昭和39年)を借りてきました。 

おぉー!載ってる載ってる!野草デビューたちが随分、薬草として掲載されています。😍⤴️⤴️の収穫。 

   実際に目にした植物しか紹介していないので範囲は狭まりますが、それでもうれしい収穫です。 

 

ノゲイトウ乱れ咲いています

 野草デビューで載せたノゲイトウも載ってました。生薬名 青葙で検索すると

  ウチダ和漢薬さんのホームページに

生薬として本草書に最初に記載されたのはケイトウではなくノゲイトウで、『神農本草経』の下品に「青葙子」の名称で、「皮膚に入った邪気の熱により瘙痒するものを主る」とあります。一名「草決明」とあることから、ケツメイシに似た効能もあったと考えられます。

ウチダ和漢薬さんのホームページより

  「神農本草経」で下品とあるのであまり良い薬草ではないのですね。

  原色日本薬用植物図鑑にはノゲイトウ38pにありました。

    8~10月頃、果穂ごと採取して乾燥してたたくと、種子が落ちるので、これを集め青葙子(セイショウシ)と呼び、強壮薬、清炎解熱薬とし、熱性病、目の充血、腫れ物痛、なみだのたまるもの、高血圧、頭痛、鼻血、皮膚のかゆみなどにもちいる。
 ⚠️ ⚠️薬理実験では瞳孔を散大する作用があり、瞳孔が拡大しているような症状には用いてはならないとする。⚠️⚠️ 
 ⚠️⚠️臨床例では1週間の煎服により著しく血圧が下降し、改善された報告がある⚠️⚠️  

⤴️⤴️ということは低血圧の人は用いてはならないということなのでしょう⤴️⤴️ 

1日5~10g煎服(ざんねんながら煎じ方は記載なし)(漢方処方によると1L水60分弱火で煎じ半分量まで煮詰め、1日空腹時に3回に分けて飲むとあります)5gとはけっこう量がありますね。 

 

 開花中の花序を採り、青葙花(セイショウカ)と呼んで、眼病に内服して用い、吐血、月経過多、月経不順、鼻血、不眠症などに用いる。
1日10~25gを煎服。(煎じ方記載なし)

   

ノゲイトウの葉っぱ

根を含む全草は単に青葙(セイショウ)と呼び、清熱、殺虫、止血薬とし、身体のかゆみ、皮膚寄生虫、痔、外傷の出血には煎液を外用する。外傷出血には生の葉をつきくだいて、患部にあてると良いといわれている。 

家庭の中医学さんのホームページより
使用上の注意
肝血虚には用いない
酒製した方が良い

家庭の中医学ホームページより


   薬草デビューで参考にしている「家庭で使える薬になる植物」(佐藤潤平著)も何ccで何分という方法の記載はありませんね。 詳しいのは中村臣市郞先生の処方かもしれません。1リットル、半量まで煎じ、1日3回と記載されていますもの。

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